モニタリング項目

グラフ

5 月 12 日 第 87 回モニタリング会議のコメント
新規陽性者における接触歴等不明者数は、感染の広がりを反映する指標であるだけでなく、接触歴等不明な
新規陽性者が、陽性判明前に潜在するクラスターを形成している可能性があるのでモニタリングを行っている。

③－１

③ 新規陽性者にお
ける接触歴等不明

(1) 接触歴等不明者数は、7 日間平均で前回の約 2,098 人/日から、5 月 11 日時点で約 2,364 人/日に増加した。
(2) 今週の接触歴等不明者数の合計は 14,290 人で、年代別の人数は、20 代が 4,052 人と最も多く、次いで 10 代
以下 3,105 人、30 代 2,791 人の順である。
【コメント】
接触歴等不明者数は、依然として高い値で推移している。接触歴等不明者の周囲には陽性者が潜在している
ことに注意が必要である。

③－２

者数・増加比

新規陽性者における接触歴等不明者の増加比が 100％を超えることは、感染拡大の指標となる。5 月 11 日時
点の増加比は、前回の約 66％から約 113％と、100％を上回った。
【コメント】
ア）今週の新規陽性者数は、ゴールデンウィーク期間中の休診による検査数の減少、検査報告の遅延等の影響
を受けた数値となっており、報告数の評価には注意が必要である。
イ）感染経路が追えない第三者からの潜在的な感染を防ぐため、基本的な感染防止対策を常に徹底することが
重要である。

③－３

(1) 今週の新規陽性者に対する接触歴等不明者の割合は、前週の約 63％から約 64％となった。
(2) 今週の年代別の接触歴等不明者の割合は、20 代が前週に続いて約 81％と高い値となっている。
【コメント】
80 代以上を除く全ての世代で、接触歴等不明者の割合が 50％を超えている。特に 20 代では約 81％と、行動
が活発な世代で高い割合となっている。

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