よむ、つかう、まなぶ。
総-3参考3 (9 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67369.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第636回 12/17)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
【用法・用量】
母集団薬物動態解析結果等に基づき、乳癌に係る効能・効果に対して、840 mg 2 週間
間隔(以下、
「Q2W」という。
)投与に加えて、1,680 mg 4 週間間隔(以下、「Q4W」と
いう。)投与を可能とする製造販売承認事項一部変更承認申請が行われた。本剤の母集
団薬物動態モデルを用いたシミュレーション*により、手術不能又は再発乳癌患者に本
剤 1680 mg を Q4W で投与したときの血清中濃度が検討された結果は表 2 のとおりであ
り、1,680 mg の Q4W 投与により、840 mg の Q2W 投与と比較して、有効性に影響を及
ぼす血中濃度の低下は認められなかった。また、曝露-反応解析の結果から本剤の曝露
量と安全性との間に明確な関連は認められなかった。なお、日本人の固形癌患者を対象
に本剤 1680 mg を Q4W で投与した国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(JO44110 試験)において、安全性
に特段の懸念は認められていない。
*:国際共同第Ⅲ相試験(IMpassion130 試験)に組み入れられた全体集団及び日本人集団の患者背景の
分布に基づき、1000 例の仮想患者集団をそれぞれ生成し、当該仮想患者集団に本薬を 840 mg Q2W
及び 1680 mg Q4W 反復静脈内投与した時のサイクル 1 及び定常状態における曝露量が推定された。
IMpassion130 試験における本剤の曝露量(推定値)*
Cmax(µg/mL)
Ctrough(µg/mL)
用法・用量
集団
サイクル 1
定常状態
サイクル 1
定常状態
全体
325[229,
465]
599[388,
928]
86.5[59.4,
127]
263[132,
503]
840mg
Q2W
日本人
370[264, 520]
682[447, 1,040]
93.8[63.7, 136]
299[156, 548]
全体
653[465, 915]
880[603, 1,300]
112[67.3, 178]
206[88.3, 432]
1680 mg
Q4W
日本人
742[536, 1,030] 1010[704, 1,470]
124[78.8, 190]
239[108, 487]
幾何平均値[5%点, 95%点]
*:本剤 840 mg Q2W 及び 1680 mg Q4W 投与における 1 サイクルは、それぞれ 14 及び 28 日間とし、各用
法・用量における Cmax 及び Ctrough は以下の時点とされた。
Cmax(最高濃度)
:サイクル 1 時点及び定常状態時点は、それぞれ投与開始後 0.0416 及び 500.02 日目
Ctrough(トラフ濃度)
:840 mg Q2W 及び 1680 mg Q4W において、サイクル 1 時点及び定常状態時点は、
それぞれ、投与開始後 13.99 及び 513.99 日目並びに 27.99 及び 527.99 日目
表2
8
母集団薬物動態解析結果等に基づき、乳癌に係る効能・効果に対して、840 mg 2 週間
間隔(以下、
「Q2W」という。
)投与に加えて、1,680 mg 4 週間間隔(以下、「Q4W」と
いう。)投与を可能とする製造販売承認事項一部変更承認申請が行われた。本剤の母集
団薬物動態モデルを用いたシミュレーション*により、手術不能又は再発乳癌患者に本
剤 1680 mg を Q4W で投与したときの血清中濃度が検討された結果は表 2 のとおりであ
り、1,680 mg の Q4W 投与により、840 mg の Q2W 投与と比較して、有効性に影響を及
ぼす血中濃度の低下は認められなかった。また、曝露-反応解析の結果から本剤の曝露
量と安全性との間に明確な関連は認められなかった。なお、日本人の固形癌患者を対象
に本剤 1680 mg を Q4W で投与した国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(JO44110 試験)において、安全性
に特段の懸念は認められていない。
*:国際共同第Ⅲ相試験(IMpassion130 試験)に組み入れられた全体集団及び日本人集団の患者背景の
分布に基づき、1000 例の仮想患者集団をそれぞれ生成し、当該仮想患者集団に本薬を 840 mg Q2W
及び 1680 mg Q4W 反復静脈内投与した時のサイクル 1 及び定常状態における曝露量が推定された。
IMpassion130 試験における本剤の曝露量(推定値)*
Cmax(µg/mL)
Ctrough(µg/mL)
用法・用量
集団
サイクル 1
定常状態
サイクル 1
定常状態
全体
325[229,
465]
599[388,
928]
86.5[59.4,
127]
263[132,
503]
840mg
Q2W
日本人
370[264, 520]
682[447, 1,040]
93.8[63.7, 136]
299[156, 548]
全体
653[465, 915]
880[603, 1,300]
112[67.3, 178]
206[88.3, 432]
1680 mg
Q4W
日本人
742[536, 1,030] 1010[704, 1,470]
124[78.8, 190]
239[108, 487]
幾何平均値[5%点, 95%点]
*:本剤 840 mg Q2W 及び 1680 mg Q4W 投与における 1 サイクルは、それぞれ 14 及び 28 日間とし、各用
法・用量における Cmax 及び Ctrough は以下の時点とされた。
Cmax(最高濃度)
:サイクル 1 時点及び定常状態時点は、それぞれ投与開始後 0.0416 及び 500.02 日目
Ctrough(トラフ濃度)
:840 mg Q2W 及び 1680 mg Q4W において、サイクル 1 時点及び定常状態時点は、
それぞれ、投与開始後 13.99 及び 513.99 日目並びに 27.99 及び 527.99 日目
表2
8