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資料2-1 第 121 回医療部会における業務効率化・職場環境改善に関するご意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66830.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第122回 12/8)《厚生労働省》
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第121回医療部会における業務効率化・職場環境改善に関するご意見
2.タスク・シフト/シェアの推進等、医療従事者の養成体制の確保、医療従事者確保に資する環境整備等について
○ タスク・シフト/シェアにより本来業務ではない部分で業務が停滞することのないよう、AIやロボット等によるDX化があることを明
確にすべき。
○ タスク・シフト/シェアの受け手側への配慮が必要。
○ タスク・シフト/シェア、養成所等の支援の際には財政面の支援強化のみならず技術的支援を強化する等実効性のある施策構築をお願
いしたい。
○ 看護学校等のサテライト化の活用についても非常に有効だと思うが、現在、補助金としては1個分しか出ていないという現状がある。
サテライト化しても、運営にかかる経費はそれぞれかかるので、補助単価も示すなどの対応はお願いしたい。
○ 遠隔授業やサテライト化というものは大切だと思うが、それに加えて、学校や養成所が、経営が共倒れにならないように、地域に根づ
く必要な数の医療職種を安定的に教育し続けるために、学校間の連携や再編も含めたような検討、そういったことを視野に入れた検討
を地域ごとにできるように、国として話し合いの枠組みみたいなものを提示していくということも考えてはどうか。

○ 各職種の状況に応じた支援のみならず、養成課程そのものについて幅広い検討が必要。職種ごとの最適化ではなく、全体視点での最適
化を目指した議論をするべき。
○ 将来的な必要数の推計は必要である。養成所がなくなれば地域の医療人材の供給見通しが立たなくなる。厚生労働省には、そうした地
域に寄り添う人材確保に重点を置いた財政支援の確保に努めるとともに、自治体に対しても各地域でそういった養成所に対する支援が
促進されるよう後押しすることが求められる。
○ 育児や介護等の事情を抱えて働く人への支援については、女性職員の割合が多い医療界が率先してその課題に対応して、国全体で他の
産業のモデル・模範となれるよう、ぜひ進めていただきたい。
○ より少ない人員で対応するためには、タスクシフトやDXも重要だが、根本的には人員の質の確保、量から質への転換が必要。修業年
限の柔軟化などは、数の確保には役立つかもしれないが、今後の人口減少・高齢化に伴う医療ニーズの質・量の変化や生産年齢人口の
減少を見据えれば、量的確保のためだけの養成課程の議論のみに限定せず、もっと根本的に、2040年の看護のあるべき姿、あるいは
看護提供体制の在り方について議論することが必要。勤務環境や処遇の改善などを含めた総合的な検討の場を設置していただいて、早
急に検討していただきますよう強く要望する。

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