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【資料1-1】全国がん患者団体連合会提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66117.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第204回 11/20)《厚生労働省》
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高額療養費とOTC類似薬を利用する乳がん患者さんの例(加藤那津さん・愛知県在住)
⚫ 2009年1月 交通事故に遭い、交通事故の後遺症で強い疼痛を感じ、経口のNSAIDs(非ステロイド性抗炎症
薬)を開始。
⚫ 2009年9月 乳がんのため手術を受け、交通事故の後遺症に加え、乳がん手術に伴う疼痛も感じるようになる。
⚫ 2010年2月 疼痛治療のため、ペインクリニックの受診を開始。
⚫ 2012年5月 再び交通事故に遭う。
⚫ 2012年8月 交通事故の後遺症と乳がん術後の疼痛のため、医療用麻薬の内服開始。
⚫ 以降、交通事故と乳がん治療に伴う疼痛管理のため、以下の薬剤を順次、使用する。
➢ ロキソニン
➢ ボルタレン
➢ リリカとトラムセット(最大量)
➢ モルヒネ
➢ アセトアミノフェン(最大量) 【OTC類似薬】 (疼痛管理のため、現在も使用)
➢ ロキソニンテープ 【OTC類似薬】 (疼痛管理のため、現在も使用)
➢ 酸化マグネシウム 【OTC類似薬】 (医療用麻薬や分子標的薬に伴う便秘対策のため、現在も使用)
(※)治療歴については過去のことであるため、薬剤や治療歴について一部記憶違いなどが含まれる可能性もあります。

【OTC類似薬に関する議論について】
⚫ 乳がんに対する治療薬と疼痛管理のための痛み止めで、長期にわたり継続して高額療養費を利用しているが、このうちOTC類似薬である痛
み止めが保険から外れてしまうと、高額療養費の対象にもならず、経済的負担がかなり大きくなってしまうのではないか。
⚫ OTC類似薬が保険から外れてしまうと、どういう取り扱いとなるかがはっきりせず、制度面での不安も大きい。
⚫ 高額療養費を利用して、高い薬をずっと使い続けていることについて、制度には心から感謝しているが、私が乳がんの治療を続けることは社
会に取って良いことなのか。治療を続けることは自分のエゴではないかと悩んでいる。
社会保障審議会医療保険部会/全国がん患者団体連合会提出資料

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