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【参考資料1-1】 「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会 議論の整理」の概要 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65085.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第201回 10/23)《厚生労働省》
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「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会 議論の整理」の内容


希望に応じた出産を行うことのできる環境の整備
* 分娩取扱施設における出産に係る費用構造の把握のための調査研究(速報値・全施設平均)

**出産育児一時金の見直しを踏まえた出産費用の分析並びに産科医療機関等の適切な選択に資する情報提供の実施及び効果検証のための研究

現状

出生場所(令和5年)***

無痛分娩件数****

病院 39.5万人 54.3%
診療所 32.8万人 45.1%
助産所 0.3万人 0.5%
その他 0.1万人 0.2%

R2 6,008件 8.6%
R5 8,140件 13.8%

・ 多くの施設で、お祝い膳やエステなどのサービス
を妊婦が取捨選択できず、また、費用が入院料など
に含まれ、個別に明示されていない*。
(サービスを妊産婦が選択可能な施設の割合)
お祝い膳
写真撮影
足形
エステ

3.3

13.0

3.3

7.1 (%)

(費用が入院料などに含まれている施設の割合)
お祝い膳
写真撮影
足形
エステ

88.1

71.1

78.4

(掲載同意率99.9%)

・ 妊産婦等から一定の評価**

77.7 (%)

妊産婦等の声

・ 施設ごとのサービス・費用を掲載
・ 全国のほぼ全ての施設を網羅

「安心感を得られた」 72%
「事前に費用のイメージがわく」 77%

*** 人口動態統計
**** 医療施設調査(9月実績)

あるべき支援等の方向性

「請求書が来るまで自分がいくら払うのか
分からないまま退院の日を迎えた」

「病院のHPでは出産費用が分からなかった」
「現在妊娠5か月だが、出産に備えて何をどう
準備すればいいか分からず、とても不安。
SNSは正しい情報か確認するすべもなく、
調べれば調べるほど沼にはまっていく感覚」
無痛分娩

見える化の推進等

・ 妊婦がサービス・費用に関する十分な情報に基づき、自己決定・取捨選択を行える環境を整備する
・ 「出産なび」の情報・機能を充実し、妊娠前・妊娠初期の方等への周知広報に取り組む
助産所・助産師の活用

・ 妊産婦の多様なニーズが尊重されることが重要。希望に応じ、助産所においても出産や産後ケアを
安全に行える環境を整備する
・ 新たな枠組みに助産所も位置付け、出産場所によらず妊産婦が十分な支援を受けられるようにする
・ 妊産婦等への相談対応に助産師等の専門家等が果たす役割も大きく、活躍を促す環境を整備する

・ 希望する妊婦が安全な無痛分娩を選択できる環境の整備を進める (安全で質の高い提供体制の確保、リスクやデメリットも含めた正しい理解の促進等)
今後の検討課題等

(検討会における主な意見等)

・ 標準化と質の向上のため、エビデンスに基づく産痛緩和ケアも含め保険適用すべきではないか
・ 標準化の方法を検討すべき
・ 地域間に提供体制の差があり、保険適用は慎重に検討すべきではないか
・ 経済的理由で断念しないよう、何らかの負担軽減措置を設けるべき

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