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03資料1-1高用量インフルエンザワクチンについて (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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研究班におけるワクチンの費用対効果分析(65歳以上の者に各方針を導入)
○ 現在の定期接種対象者である65歳以上の集団に対して、各方針(ワクチン接種なし、標準量インフルエンザ
ワクチン、高用量インフルエンザワクチン)を実施することの費用対効果を求めた (粗解析)。
○ 高用量ワクチンを接種する方針は、非接種との比較ではICERが344.1万円と費用対効果は良好であったが、
標準量インフルエンザワクチンとの比較ではICERは755.2万円と悪化した。

○ 65歳以上の集団に対して各方針を実施することの費用対効果・粗解析の結果

コスト

コスト差分
(vs非接種)

QALY

QALY差分
(vs非接種)

ICER
(万円, vs 非接種)

ICER
(万円, vs 標準量)

1. ワクチン接種なし

2,405



0.81691







2. 標準量ワクチン接種(現行)

6,366

3,961

0.81873

0.00182

217.3



3. 高用量ワクチン接種

10,616

4,249

0.81929

0.00056

344.1

755.2

戦略

・令和7年度厚生労働科学研究費補助金(池田班)による分析結果。詳細は「資料1-2池田委員提出資料」参照。
・保健医療費支払者の立場として、ワクチン接種費用及び医療費を100%分析に組み込み。
・インフルエンザの罹患率はSomes et al. のデータ等を使用、入院率はBeyer et al.のデータ等を使用。
・ワクチンの有効性:非接種に対する通常型のワクチン効果50.0%・通常型に対する高用量型のワクチン効果24.2%. ただし論文の通常型ワクチンは国内で上市さ
れているワクチンとは異なることに留意が必要. ワクチンの効果持続期間は1シーズンを仮定
・インフルエンザ罹患時のQOL値は、NakagawaらのQOLデータ (外来受診時で0.737)を使用
・ワクチン価格については、高用量インフルエンザワクチンについて6600円、標準量インフルエンザワクチンについて1500円、接種費用3200円と設定。

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