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薬-4再生医療イノベーションフォーラム (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63443.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第238回 9/17)《厚生労働省》
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- 令和6年度改定に向けて -

原価計算方式の課題とその対応について(1/2)

中医協薬-2
5 . 9 . 2 0 より



新規技術を⽤い、治療⽅法のない領域の場合、原価計算⽅式での算定⽅式になりやすく、下記の課題が⽣じている



これらの課題を踏まえた、原価計算方式の運用が必要であると考える
課題

項目名
1

原料費

1

品質の均質性が
求められる

設備償却費

 遺伝子や生きた細胞、組織(凍結保存も含む)を製品として使用
するため、製品の安全性の観点から製造過程で製品毎に多様な品
質保証試験が課されているが、費用として認められない場合がある
 総製造量に対して検査⽤製品や参考品の割合が⾼いが、その⼀部
が費用として認められない場合がある

2

消耗品他

製造部門の人材水準が
高く人件費が高い

 製造プロセスの複雑性が⾼いため、⾼度技術を持つ⼈材が必要がある
 平均労務単価で労務費を算出すると実際費⽤から⼤きく乖離する
 製造従事時間のみでなく、人材の育成、雇用の維持費用も必要がある

容器包装材料費

製造原価

2
3

労務費
エネルギー

一般管理販
売費

仕損費

再⽣医療等
製品の課題

バイオ医薬品
等を含む課題

⼀般管理/販売費
研究開発費
(基礎/臨床/PMS)
ロイヤリティ
営業利益

3

独自の設備投資が必要

流通経費

 製造設備は当該製品専用であり転用が極めて困難であるが、製造
に必要な設備費⽤が認められていない事例がある
 一つの製品を単一の企業で研究・開発・製造するのは難しく、周辺
産業からの原材料・試薬供給やCMOとの協働が不可⽋であり、その
委託費用が発生する

消費税

*出所︓有識者インタビューよりアーサー・ディ・リトル分析(2023年3月) 一部改変

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