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【資料1】診療報酬改定の基本方針について(前回改定の振り返り) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62501.html
出典情報 社会保障審議会医療保険部会(第196回 8/28)《厚生労働省》
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基本方針と改定項目の整理(令和6年度診療報酬改定)
(2)ポスト2025を見据えた地域包括ケアシステムの深化・推進や医療DXを含めた医療機能の分化・強化、連携の推進(続き)
基本方針(具体的方向性)

改定項目の例

新興感染症等に対応できる地域における医療提供体制の構築に向けた取組

➢ 改正感染症法等に基づく協定指定医療機関であることを評価

かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師の機能の評価

➢ かかりつけ医と介護支援専門員との連携の強化、かかりつけ医の認知症
対応力向上、かかりつけ薬剤師による更なる地域支援等を促進

質の高い在宅医療・訪問看護の確保

➢ 医療・ケアに携わる関係職種がICTを用いて記録した情報を活用して、
医学管理を行った場合の評価の新設(在宅医療情報連携加算の新設)
➢ 訪問看護ステーションの24時間対応体制における評価の充実

(3)安心・安全で質の高い医療の推進
基本方針(具体的方向性)

改定項目の例

食材料費、光熱費をはじめとする物価高騰を踏まえた対応

➢ 食材費等の高騰等を踏まえた、入院時の食費基準額の引上げ

患者にとって安心・安全に医療を受けられるための体制の評価

➢ 医療安全対策が特に必要な特定集中治療室等の治療室及び腹腔鏡手術等
について、医療安全対策加算1の届出を要件化
➢ 入院基本料等について、人生の最終段階における適切な意思決定支援を
推進する観点から、当該支援に係る指針の作成を要件化

アウトカムにも着目した評価の推進

➢ 「退院等におけるADLが入院時と比較して低下した患者」の割合が3%
未満などのアウトカム評価を施設基準に追加

重点的な対応が求められる分野への適切な評価(小児医療、周産期医療、
救急医療等)

➢ 高度な医療を要する重症新生児に対する手厚い看護体制を評価する管理
料の新設

生活習慣病の増加等に対応する効果的・効率的な疾病管理及び重症化予防
の取組推進

➢ 生活習慣病管理料について要件及び評価を見直し、検査等を包括しない
管理料を新設

口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応の充実、生活の質に配慮し
た歯科医療の推進

➢ う蝕の重症化予防の推進(フッ化物歯面塗布処置の見直し、エナメル質
初期う蝕及び初期の根面う蝕に係る管理料の新設)

薬局の地域におけるかかりつけ機能に応じた適切な評価、薬局・薬剤師業
務の対物中心から対人中心への転換の推進、病院薬剤師業務の評価

➢ 薬局薬剤師による医療・介護の多職種への服薬情報提供の評価を充実
➢ 病院薬剤師の養成強化による病棟薬剤業務の向上を評価

薬局の経営状況等も踏まえ、地域の患者・住民のニーズに対応した機能を
有する医薬品供給拠点としての役割の評価を推進

➢ 薬局の地域支援体制加算のかかりつけ薬剤師に関する要件の強化
➢ 地域の医薬品供給拠点としての役割を担い、地域医療に貢献する薬局の
整備を促進

医薬品産業構造の転換も見据えたイノベーションの適切な評価や医薬品の
安定供給の確保等

➢ 健康管理等のために主に患者自らが使用する「プログラム医療機器」を
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用いた療養に係る指導管理を評価