よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


地域医療連携を加速させるための患者逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発 (3 ページ)

公開元URL https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/gjok7g0000001uvj-att/20250819yoshimi.pdf
出典情報 地域医療連携を加速させるための患者逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発(8/19)《横浜市立大学》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Press Release
者経験価値と患者逆紹介選好の関連などについて PQR-19 を用いて前向きに調査すること
は、患者さんの逆紹介に対する肯定的意識を醸成するための有効なアプローチの探索に役
に立つと考えられます。PQR-19 の普及により、逆紹介に関する研究の発展が加速すること
が期待されます。
論文情報
タイトル:地域医療連携における患者逆紹介選好尺度 PQR-19 の提案
著者:吉見 竜介、根本 裕太郎、加藤 弘陸、原 広司
掲載雑誌:日本公衆衛生学雑誌
DOI:https://doi.org/10.11236/jph.24-094

用語説明
1 逆紹介(reverse referral)
:大病院が病状の安定している患者さんを紹介元であるかかり



つけ医や地域の診療所等へ紹介すること。
2 選好(preference)
:経済主体が効用に基づいて選択肢をランク付けする順序。本研究で



は、
「逆紹介を受け入れないこと」よりも「逆紹介を受け入れること」の方が好ましい選
択肢であると考える程度。
3 探索的因子分析(exploratory factor analysis)
:観測される一連の変数から直接観察する



ことのできない潜在的な因子を特定する統計手法。
4 Cronbach の α 係数(Cronbach's alpha):尺度の信頼性の一つである一貫性(内的整合



性)を評価するための統計指標。0.7 以上であれば信頼性が高いとされる。
5 構成概念(construct)
:直接は観察できないが理論的に仮定され、間接的に測定可能な



抽象的概念。

3