よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


地域医療連携を加速させるための患者逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発 (1 ページ)

公開元URL https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/gjok7g0000001uvj-att/20250819yoshimi.pdf
出典情報 地域医療連携を加速させるための患者逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発(8/19)《横浜市立大学》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Press Release
文部科学記者会・科学記者会

2025 年 8 月 19 日

厚生労働記者会・厚生日比谷クラブ

同時発表

横 浜 市 立

大 学

地域医療連携を加速させるための
患者逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発
横浜市立大学医学部血液・免疫・感染症内科学の吉見竜介准教授、同大学大学院国際マネ
ジメント研究科の原広司准教授らを中心とする研究グループは、大病院から診療所への患
者紹介、いわゆる「逆紹介*1」に対する患者の選好*2を測定するための尺度として、患者
逆紹介選好尺度(PQR-19)を開発しました。医療サービスの効率的・効果的な提供に向け
て地域医療連携を円滑に行うためには、逆紹介を促進することが必要です。今回の研究で、
これまで十分に解明されていなかった、逆紹介における患者さんの心理的・行動的要因が明
らかになりました。本研究で開発した尺度は、地域医療連携を円滑に進める上で大切な、患
者理解を深めるための有力なツールとして、今後の実証研究や政策立案へ応用されること
が期待されます。
本研究成果は、日本公衆衛生学雑誌に掲載されました(2025 年 8 月 4 日公開)。
研究成果のポイント
⚫ 患者逆紹介選好を構成する 19 の質問項目、4 つの因子からなる尺度(PQR-19)を
開発
⚫ PQR-19 の信頼性と妥当性を検証・確認
⚫ 尺度による結果に基づき、逆紹介の促進につなげられることが期待される

図 1 患者逆紹介選好の因子構造

1