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2026年度診療報酬改定に関する提言について (2 ページ)

公開元URL https://chiiki-hp.jp/care/activity-report/5754
出典情報 2026年度診療報酬改定に関する提言について(8/20)《地域包括ケア推進病棟協会》
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謝 辞
厚生労働省 保険局医療課長
林 修一郎 殿
地域包括ケア推進病棟協会は、地域包括ケア病棟が2014年度診療報酬改定に
て新設された事を受けて、同年5月に当時地域包括ケア病棟協会として設立され
ました。 2025 年度は11 年目を迎えます。
2024年度診療報酬改定にて高齢者救急を担う病棟として地域包括医療病棟
が新設されました。そこで、地域包括ケア病棟ならびに地域包括医療病棟を充実さ
せて、地域包括ケアシステムを推進することにより、国民の医療・介護・福祉ニーズ
に応え、生活の質の向上に資することを協会の目的と致しました。そして、2つの
病棟を、地域包括ケアを推進する病棟と定義して、協会名を地域包括ケア推進病
棟協会に変更致しました。
本年 2025 年度は、「地域包括ケアシステムの構築」と「地域医療構想の実現」
における最初の重要なゴールであり、2040 年に向けた準備の年でもあります。
一方で、人口減少、高齢虚弱マルチモビディティ患者の増加、働き方改革に伴う
医師不足と診療科のミスマッチ、看護師等の人材不足、人件費率の増加、コロナ後
の患者受療行動の変化、さらには海外情勢不安、物価高騰、長期金利の上昇、頻発
する激甚災害への対応など、医療機関を取り巻く環境は極めて厳しく、地域医療は
まさに崩壊寸前の危機に瀕しています。2024 年度の当協会調査で7割近くの病
院が赤字という状況もこれを裏付けています。
この様な状況においても、「ときどき入院ほぼ在宅」を掲げて、様々な研修会や
講座、研究大会、調査等を通じて、また、急性期、慢性期、公的、民間を問わず、全
国の医療機関や関係団体と協調して地域包括ケアを推進する病棟に勤める専門職
の質向上と、2つの病棟の普及啓発を目指します。
今日までの活動にご協力頂いた事を感謝申し上げます。
2025 年8月 12 日
一般社団法人 地域包括ケア推進病棟協会
会長 仲井培雄