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5 研究開発・国際展開等 (3 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html
出典情報 令和7年版高齢社会白書(6/10)《内閣府》
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医 療・介護・健康分野における ICT 利活

に沿ったテーマを中心に、高齢社会対策総合調

用の推進

査を行っており、高齢者の意識や実態に関する
調査を実施する。

現場での診療に活用することで、医療の高度化

また、JST が実施する社会技術研究開発事

や診察内容の精緻化を図るため、各種 PHR サー

業において、高齢者の社会的孤立・孤独の予防

ビスから医師が求める PHR データを取得する

に向けて、高齢者向けの新たな居場所の立ち上

ために必要なデータ流通基盤を改良・高度化す

げ、リアルとバーチャルなコミュニティ・ネッ

るための研究開発を、引き続き実施する。

トワーク形成、ボランティア活動を通じて社会

令和7年度高齢社会対策

日々の活動から得られる PHR データを医療

第3章



参加を促すシステムの構築等の研究開発を引き


高齢期にかかりやすい疾病等及び健康増進

続き実施する。

に関する研究開発等
高齢者の健康保持等に向けた取組を一層推進



データ等利活用のための環境整備
急速な人口構造の変化等に伴う諸課題に対応

器症候群)
、要介護状態になる要因の一つであ

するため、
「デジタル社会の実現に向けた重点

る認知症等に着目し、それらの予防、早期診

計画」に基づき、官民データの利活用を推進

断及び治療技術等の確立に向けた研究を推進

する。

する。
新興感染症や自然災害の発生に備え、平時か

(2)健 康・医療産業の国際展開及び国際社会
への知見等の発信

らの保健・医療・介護に関する情報収集・分
析等公衆衛生領域等の調査研究について検討
する。



健康・医療産業の国際展開
我が国は、G7、G20、TICAD、WHO 総会、



高齢者が罹患しうる疾患を含めた難病の病因

WHO 西太平洋地域委員会、国連総会等の国際

や病態を解明し、難病の患者を早期に正しく診

的な議論の場において、UHC 推進を積極的に

断し、効果的な治療が行えるよう研究開発の推

主張してきた。UHC における基礎的な保健サー

進を図る。

ビスには、母子保健、感染症対策、高齢者の地

このほか、ヘルスケアサービスの信頼性確保

域包括ケアや介護等、全てのサービスが含まれ

に向けて、認知症やフレイル等の高齢者が罹患

ている。世界的な高齢化が加速する中で、高齢

しうる疾患領域の学会が作成した予防・健康づ

者に対する様々なリスクに対し、高齢者が身体

くりの医学会指針を、事業者が利活用できるよ

的・精神的健康を享受する権利を守るために、

う、AMED の支援を通じて普及・整備を行う。

今後も、高齢社会対策や社会保障制度整備にお



いて、専門家の派遣、研修、技術協力プロジェ



高齢社会対策の総合的な推進のための調査

クト等の取組を通じて、日本の経験・技術・知

分析・データ等の利活用

見を活用した協力を引き続き行っていく。

高齢社会対策の総合的な推進のための調査
分析

高齢社会対策基本法に定められた基本的施策

また、令和5年 G7首脳宣言において、
「ファ
イナンス、知見の管理、人材を含む UHC に関
する世界的なハブ機能」の重要性が確認された
173

第2節 分野別の高齢社会対策

するため、ロコモティブ・シンドローム(運動