（３）今後の生活の中で準備しているものにつ
いて

家族形態別で見ると、同居者の有無にかか
わらず、
「準備しているものはない」と回答し

全国の 60 歳以上の男女に、今後の生活の中

た割合が最も高い一方、親と同居している人

で準備をしているものを聞いたところ、「準備

は、次いで、「葬儀の準備」が高いほか、親と

しているものはない」と回答した割合が約４割

同居している人を除いては、
「身の回りの所有

で最も高く、次いで、「身の回りの所有物の整

物の整理」と回答した割合が高い（図１－３－

理」、「お墓の準備」、「葬儀の準備」と回答した

27）
。
また、老後のために必要な備えとして「終活

割合が高い（図１－３－ 26）。
性・年代別で見ると、女性は 85 歳以上を除

関係の準備（自身の葬儀やお墓の準備、財産等

く各年代において「身の回りの所有物の整理」
、

の整理・相続の準備）
」を挙げた人のうち、今

「葬儀の準備」
、
「お墓の準備」等と回答した割

後の生活の中で「準備しているものはない」と

合が男性を上回っており、男性は 85 歳以上を

回答した割合は約３割となっている（図１－３

除く各年代において「準備しているものはない」

－ 28）
。

と回答した割合が女性を上回っている。
図１－３－ 26

今後の生活の中で準備しているもの（全体）
0

5

10

15

20

25

35

40（%）

27.9

身の回りの所有物の整理（※を除く）
お墓の準備

20.4

葬儀の準備

20.4

12.7

財産の整理（相続の準備等）（※）
身近な人へのメッセージやエンディングノート
（自身の死後の希望や意思を遺族等に伝える文書）の作成

7.8

リビングウィル（終末期医療の指示・介護の希望・
代理人の指定等）の作成

3.2

その他

3.5

37.4

準備しているものはない

全体（n=2,188）
資料： 内閣府「令和６年度高齢社会対策総合調査（高齢者の経済生活に関する調査）」
（注１）複数回答。
（注２）
「不明・無回答」は除いている。

80

30