よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3_大学病院の会計情報について(国立大学病院長会議 塩﨑事務局長提出資料) (7 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00020.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(令和5年度第14回 5/21)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

現状の財務会計の課題と解決方法
〇 これまで国立大学病院は増収努力を重ねてきたが、資金不足で多くの病院で中長期的
な経営計画が実現できず、資産更新を抑制するなどして、毎年度の現金収支の中で対応し
てきたのが実情である。このような状況において、昨今の医薬品材料等の高額化や医師の働
き方改革対応なども含めて物価賃金が急激に高騰しており、経営は限界に達している。
〇 また、大学全体としてBSを作成しているため、病院の現預金など資産の実態が分かりにく
いという状況もある。
〇 そこで、病院の財政的な自律性を高め、資金管理も含めた上で、自己努力も重ねなが
らも、社会的使命を果たすために必要な財源の必要額を見える化するべき時だと考える。
<結論>
〇 まずはいくつかの大学病院が自主的に、例えば中期目標開始年度を起点とした
病院BSを試作するなどして、今後安定的に病院運営に必要な資金充足度が可視化さ
れ、将来の経営改善計画の作成に資するものとなるかどうか等について検証を行う。

7