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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25107.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第15回 4/13)《厚生労働省》
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高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)

別表2
分類

その他の特に慎重な投与を要する薬物のリスト

薬物
(クラス又は一般名)
パーキンソン病治療薬

抗パーキン
ソン病薬

(抗コリン薬)

推奨される使用法

主な薬物
有害事象・理由

可能な限り使用を控える。

認知機能低下、せん

代替薬:L-ドパ

妄、過鎮静、口腔乾燥、

(トリヘキシフェニジル

便秘、排尿症状悪化、

[アーテン]
、ビペリデン

尿閉

[アキネトン]

経口ステロイド薬
(プレドニゾロン、メチル
ステロイド

慢性安定期のCOPD患者には使

呼吸筋の筋力低下お

用すべきでない。

よび呼吸不全の助長、

プ レ ド ニ ゾ ロ ン[ メ ド ロ 増悪時、Ⅲ期以上の症例や入院
ール]
、ベタメタゾン[リン

管理が必要な患者では、プレド

デロン]など)

ニ ゾ ロ ン40mg/日 を5日 間 投 与

消化性潰瘍の発生

が勧められる。
ジ ゴ キ シ ン[ ジ ゴ シ ン、 0.125mg/日以下に減量する。
ハーフジゴキシン]

ジギタリス中毒

高 齢 者 で は0.125mg/日 以 下 で
もジギタリス中毒のリスクがあ

ジギタリス

るため、血中濃度や心電図によ
るモニターが難しい場合には中
止を考慮する。
ループ利尿薬

必要最小限の使用にとどめ、循

腎機能低下、起立性

(フロセミド[ラシックス] 環血漿量の減少が疑われる場合、 低血圧、転倒、電解
など)

中止または減量を考慮する。

質異常

適宜電解質・腎機能のモニタリ
ングを行う。

利尿薬
アルドステロン拮抗薬
(スピロノラクトン[アル
ダクトンA]
、エプレレノン
[セララ]


高K血症

ングを行う
特にK高値、腎機能低下の症例で
は少量の使用にとどめる。
気管支喘息やCOPDではβ1選択

呼吸器疾患の悪化や

(プロプラノロール[イン

的β遮断薬に限るが、その場合

喘息発作誘発

デラル]
、カルテオロール

でも適応自体を慎重に検討する。

非選択的β遮断薬

β遮断薬

適宜電解質・腎機能のモニタリ

[ミケラン]


カ ル ベ ジ ロ ー ル[ ア ー チ ス ト ]
は、心不全合併COPD例で使用
可(COPDの 増 悪 の 報 告 が 少 な
く 心 不 全 へ の 有 用 性 が 上 回 る。
気管支喘息では禁忌)。

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