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参考資料12   ワクチンの副反応に対する考え方及び評価について(令和3年2月15日合同部会資料3)[4.1MB] (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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ワクチン接種後の副反応と評価
ワクチン接種後の副反応と評価について
 予防接種は、体内に異物を投与し免疫反応を誘導するため、何らかの事象が生じる可能性があり、100%の安
全性を求めることはできない。
 予防接種の接種後に副反応を疑う症状を知ったときは、医療機関は国・PMDAに報告することになっており、当
審議会で評価を行うこととなる。なお、医師が因果関係が疑った場合に広く報告を求めており、報告には偶発的
な事象や他原因によるものなど、接種との因果関係がないものが含まれる。
 接種を行わない場合にも、疾病・死亡などの好ましくない事象は発生しており、予防接種後に時間的な前後関係
をもって発生する場合もある。
 特に高齢者では、接種を行わない状況での死亡のリスクが、希な副反応のリスクと比較して高いことが考えられ、
諸外国においても、国民への情報提供に当たって様々な配慮がなされている。

論点
○ ワクチンの副反応疑い事例を評価する前の段階で公表する場合には、次のような点に留意して情報を公表して
いくべきではないか。
・ 副反応疑い報告には、偶発的事例や他原因によるものが含まれていることから、発表の時点で、前後関
係を因果関係と誤認されないよう注意して情報を発信する必要がある。
○ 偶発的事例や他原因による事例か、接種との因果関係のある事例かについては、症例に関する情報収集、諸外
国も含めた症例の集積、その他の科学的知見等を基に、当審議会で評価を行い、可能な限りの情報発信を行って
いく必要があるのではないか。

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