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ライフサイエンス委員会 これまでの議論(論点別)素案 更新版 (6 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》
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中核拠点をさらに充実させるべきではないか。その際、拠点を担う次世代の若手研究者
の育成も重要。
○バイオリソースの整備に当たっては、ゲノム情報等の付加情報の取得や保存技術等の
開発等を通じ、データ駆動型研究を推進する観点も重要。
〇バイオバンクの国際的なオープンポリシーについて経済安全保障上の観点に配慮しつ
つ積極的に行うことを検討することが研究の進展に資するものでないのか。
○バイオバンクについては、最先端のデータに触れる機会が幅広く確保されるよう、公開・
共有・非属人化を推進し、公平性・透明性を確保することが重要。
(2) 基礎研究から社会実装、イノベーションへの実装、社会貢献へ
〇大学において、研究だけではなく、実装化の部分も意識することが必要。
〇我が国のライフ系を基礎から臨床、さらには実用化まで効率的につなげるため、バリュ
ーチェーンをつなぐ枠組みを議論することが重要でないか。
〇基礎から臨床の橋渡しのみならず、双方向のトランスレーショナルリサーチにより予期
せぬ知見やイノベーションが生じる可能性があることに留意。例えば、臨床上のニーズを
重視するリバーストランスレーショナルリサーチにおいて、計画の変更を柔軟かつ機動
的に行っていくことも重要でないか。
〇患者さんはいるのに経済的に成り立たないから薬が出てこないという状況がある。この
状況を解決するため、経済安全保障の観点からのアプローチ等が必要でないか。
〇我が国はスタートアップの育成において海外から遅れており、その強化が課題。
〇海外の研究者やベンチャーの人がもつ自立心を国内でも醸成する必要。
〇これまでの支援はスタートアップマインドが低く、一連のスタートアップパッケージを構築
していくべきではないか。
〇一部の企業等から支援が増えていることからも、「エンダウメント」や「寄附(税制控除)」
を通じて「人」への支援を通じた研究資金を戦略的に増加させていくべきでないか。
〇今後の未来の健康医療システムにおいて「個別化医療」「予防・先制医療」が進展して
いくことを予見した取組も必要でないか。
○創薬ターゲットの探索や妥当性検証への AI・データサイエンスの活用により、初期創薬
の革新を図ることも重要でないか。
〇ライフサイエンスと社会との関係も考えていく必要。ELSI とともに、健康医療に関係する
ことだけでなく、社会実装した場合のルール形成を含めた取組も重要でないか。

(3)その他の視点
【研究費システムについて】
〇研究費の選択と集中の結果、研究費が一部に集束し、人材の多様性が失われている。
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