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ライフサイエンス委員会 これまでの議論(論点別)素案 更新版 (3 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》
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り組むことも重要
〇女性特有の健康問題の変化を適切に捉え、若年期・性成熟期・更年期・老年期といった
ライフステージに応じた支援に繋げていくことも重要。
〇ライフサイエンスは「健康・医療」のみに貢献するものでなく、エネルギーや資源、バイオ
エコノミー・環境、農業や食料など様々な社会課題解決に幅広く資するものであり、地球
規模の課題への貢献を積極的に展開する。
3.具体的な対応方策
(1)基盤力(基礎研究、人材育成、研究基盤)
〇本委員会でも複数の委員から指摘があったように、上記を支える基盤として人材育成、
基礎研究、研究基盤は不可欠な要素。文科省だからこそここを最重要の取組として対応
していく必要。
① 基礎研究力
〇挑戦的・探索的・萌芽的な基礎研究は、研究の多様性の源泉であり、将来的な科学技
術の発展の源。
〇基礎研究についての研究費強化が喫緊の課題。すべての生物を対象とした基礎生命
科学分野の研究が支援されるべきではないか。
〇生命科学研究は息の長い研究であり、数十年先を見据えて「視野の長い基礎研究」に
注力することを明確化することが必要でないか。ライフサイエンスに関する研究費支援
や人材育成に当たっては、成果が出るまでに長い期間を要するという観点も重要。
〇今後、大規模な生命科学の基礎研究を推進するにあたって、異分野の技術を導入した
チームを構成していくことも益々必要になるのではないか。基礎研究分野においても AI
や量子などの最新の異分野の知見を活用した研究が期待される。
〇米と比較しても、流行に左右されない研究が容認されるのは我が国のメリットであり、こ
のような研究の多様性を維持・拡張しつつ、Disruptive(破壊的)な研究を目指すべきで
ないか。
〇「楽しく奥深い基礎研究」が維持できるように支援をしていく。
② 人材育成
〇ライフサイエンス研究にとって、他の分野と同様、研究に専念できる環境の不足が最も
深刻であり、抜本的な対策が必要(特に臨床研究系の研究時間の低下は深刻)
〇若手研究者育成のためには経済的な基盤を持って人生を安心して歩んでいける環境
が必要。優れた研究者だけを取り上げて応援するプログラムだけではなく、1 年契約を毎
年更新する生活ではない生活を送れる研究基盤をつくっていくべきでないか。
〇若い有能な研究者がより早い段階で独立できるような制度及び独立直後のスタートアッ
プ支援が必要でないか。
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