よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資  料 3-1 令和5年度第2回安全技術調査会の概要について (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38341.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第4回 3/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



海外地域別の滞在期間の問診について

(1) 現状等
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD) は、牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛や vCJD
に感染された方から感染すると考えられており、輸血による感染と考えられる事例も認め
られており、日本では、2000(平成 12)年から、海外地域別の滞在期間に基づき、献血を
制限※しているところ。
vCJD の診断用血液検査は未だ無いが、国内での vCJD の発生は英国滞在歴のある 1 件で
あり、時間経過等に伴い vCJD の発生リスクが低下するなか、国内外で BSE 対策の見直し
が行われ、諸外国では献血制限の見直しが行われている。
※採血時の欧州等滞在歴による献血制限の見直しについて(平成 21 年 12 月 11 日付け薬
食発 1211 第 6 号厚生労働省医薬食品局長通知)により、BSE の原因となる肉骨粉が英国
で使用された時期(1980(昭和 55)年から 1996(平成8)年)や vCJD の発生状況を踏ま
え、現在は英国ほか 38 カ国の滞在者について、滞在時期等に応じた献血制限を実施。

(2) 論点
・血液を介した vCJD のリスク評価に際し、留意すべき点は何か。
(BSE の対策の状況、
vCJD の発生状況他)
・日本での vCJD のリスク評価は長年行われておらず、国内での vCJD の発生は英国滞在
歴のある 1 件のみであることから、まず米国とオーストラリアで用いられた数理モデル
を研究することとしてはどうか。

27