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外来(その4)について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00129.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第506回 12/17)《厚生労働省》
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かかりつけ医機能に係る評価についての課題・論点
(初診時におけるかかりつけ医機能等)
・ 「かかりつけ医を決めていない」と回答した患者の中には、その理由として、「その都度、適切な医療機関を選ぶ方がよいと
思うから」、「どのような医師をかかりつけ医として選んだらよいかわからないから」等がみられた。
・ かかりつけ医に求める役割としては、「どんな病気でもまずは診療してくれる」「必要時に専門医に紹介してくれる」が多く、幅
広い対応の求めがうかがえた。
・ 日本医師会の調査では、かかりつけ医を持っていない理由として「どのような医師がかかりつけ医に適しているかわからな
い」「かかりつけ医を探す方法がわからない」「かかりつけ医に適していると思う医師が見つからない」等も示されている。
・ 初診時と再診時における、かかりつけ医に求められる役割は異なっている。
・ 機能強化加算の届出をしている医療機関の方が、届出をしていない医療機関と比較して、かかりつけ医機能を有している
割合が高かった。
・ 機能強化加算の届出ありの施設の方が、初診においても、他の医療機関の受診状況や処方された薬の内容を伝える等、
かかりつけ医機能に係る診療が行われている割合がより高かった。
・ 診療所における地域活動の実施状況を見ると、ほとんどの診療所で「主治医意見書の記載」が実施されており、「学校医・
園医、警察業務への協力医」「健康相談、保健指導、行政と契約して行う検診・定期予防接種」等が次に多かった。
(小児におけるかかりつけ医機能等)
・ 小児医療における休日・夜間の対応については、「小児医療の体制構築に係る指針」において、地域で小児医療に従事す
る開業医等が、小児初期救急センター等、夜間・休日の初期小児救急医療に参画することを想定している。

○ 中長期的に地域の医療提供体制が人口減少や高齢化等に直面する中、外来機能の明確化・連携や、かかりつけ
医機能の強化等を推進し、患者にとって安心・安全で質の高い外来医療の提供を実現するための、かかりつけ医
機能を有する医療機関の体制に係る評価の在り方について、どのように考えるか。
○ 小児の休日・夜間の対応においてかかりつけ医に求められている役割を踏まえ、小児かかりつけ診療料に係る
評価の在り方について、どのように考えるか。
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