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技-2-2○ 医療技術の評価(案)について (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00012.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第2回 1/15)《厚生労働省》 |
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(別紙2)一定の科学的根拠を有する、又は科学的根拠が現時点では十分でないと評価された
先進医療技術(21技術)
告示
番号
先進医療技術名
適応症
概要
先進医療
適用年月日
陽子線治療
頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含
む。)肺・縦隔腫瘍、消化
管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌
尿器腫瘍、乳腺・婦人科 放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。
腫瘍又は転移性腫瘍(い
ずれも根治的な治療法
が可能なものに限る。)
平13.7.1
3
重粒子線治療
肺・縦隔腫瘍、消化管腫
瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器
腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
又は転移性腫瘍(いずれ
も根治的な治療法が可
能なものに限る。)
平15.11.1
5
家族性アルツハイマー
病の遺伝子診断
家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の変異に対する診断を行う。正確な診断により、個々の患
家族性アルツハイマー病 者ごとに、遺伝的背景の差異に基づく病気の特徴を踏まえた予後の推定を可能にし、将来に向けた
療養方針やリハビリ計画を患者やその家族に示すことができる。
平16.12.1
本治療は、軟性内視鏡を使用し、全身麻酔管理下で施行される。本治療に用いる高周波ナイフは、
早期消化管癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に用いられるもので、「内視鏡的組織の切
断、切除、切開、焼灼、止血、凝固、蒸散、剥離等を行うため」の使用に薬事承認されている。
手順の概要は以下のとおりである。
1. 全身麻酔を施行する。
2. 軟性内視鏡を挿入する内視鏡は送水機能付きのものを使用し、送気には炭酸ガスを用いる。
3. 回収ネット等を使用し、憩室内残渣を全部摘出する。
4. 軟性内視鏡を用いてガイドワイヤーを胃内まで挿入し留置する。
5. 先端フードを装着し内視鏡を挿入。憩室隔壁を確認する。
6. 憩室隔壁に生理的食塩水を局注。
7. 高周波ナイフを用いて、憩室隔壁中央やや食道管腔よりの部分より粘膜切開を開始。
8. 粘膜下層に切開を進め、筋層を同定する。
9. 輪状咽頭筋を切開する。
10. 切開部をクリッピングで縫縮して終了。
令2.7.1
全身麻酔下に経口内視鏡で胃内から病変を切除する。Endoscopic full thickness resection (EFTR)
胃粘膜下腫瘍(長径が
による切除を行う。EFTRは内視鏡の鉗子口から挿入した電気メスで病変周囲の粘膜切開を行った
一・一センチメートル以上
18 内視鏡的胃局所切除術
後、腫瘍の筋層付着部を露呈させ、筋層を切開して胃壁の全層切除を行い病変を切除する。腫瘍
であり、かつ三センチメー
が筋層浅層までに位置している場合は胃壁を穿孔させずに腫瘍を切除する。穿孔した創はクリップ
トル以下のものに限る。)
や留置スネアを用いて閉鎖する。
令2.9.1
2
17
内視鏡的憩室隔壁切開
Zenker憩室
術
対象:胚移植を必要とする不妊症
19 子宮内膜刺激術
方法:
体外受精により作出された受精卵を体外で5~6 日間培養し、得られた胚盤胞は一旦凍結保存す
る。この際に体外培養に使用された培養液(当院ではSAGE 1-Step メディウムを約50~100㎕使用)
を、胚盤胞とは別の容器に封入した後に凍結保存しておく。この培養液(リンス液という)の中に、受
精卵が成長する過程に排出される伝達物質が含まれていると考えられる。
胚盤胞移植(凍結融解胚移植)は自然排卵周期またはホルモン補充周期で行う。
不妊症(卵管性不妊、男
自然排卵周期の場合は月経開始10 日目頃より数回の診察を経て排卵日が確定すれば、排卵後2
性不妊、機能性不妊又
~3 日目にリンス液を子宮内に注入する。さらに排卵後4~5 日目に凍結保存した胚盤胞を1 個融
は一般不妊治療が無効
解して移植を行う。
であるものに限る。)
ホルモン補充周期では月経開始2 日目から卵胞ホルモン製剤の投与を開始し、月経12~14 日目の
診察でホルモン値や子宮内膜厚の確認後問題なければ月経15 日目より黄体補充を開始する。黄
体補充開始後2~3 日目に、リンス液を子宮内に注入する。さらに黄体補充開始後4~5 日目に、凍
結保存しておいた胚盤胞を1 個融解して移植を行う。
排卵または黄体補充開始後15 日目頃に血中hCG を測定し妊娠判定を行う。妊娠判定が陰性であ
れば、観察は終了とする。
妊娠判定が陽性となれば、引き続き経過を観察し超音波検査により胎嚢が確認できれば臨床妊娠
と判定し観察終了とする。胎嚢が確認できなければ化学流産として観察は終了とする。
令4.4.1
1)対象:胚移植を必要とする不妊症
2)各症例への実施:
不妊症(卵管性不妊、男 体外受精や顕微授精後の卵子をタイムラプス装置搭載型培養器と従来型培養器を用いて培養し、
タイムラプス撮像法によ 性不妊、機能性不妊又 Pronucleus(PN)出現、細胞分裂様式、多核、割球間のサイズ、胚盤胞の細胞数、卵割に要する時間
20
る受精卵・胚培養
は一般不妊治療が無効 などを比較検討する。
であるものに限る。)
3)分析結果の評価:
タイムラプス搭載型培養器で得られた胚の形態的評価と従来型培養器での胚の形態学的観察に
よる評価をもとに選択した胚を移植し、生産率等を比較する。
令4.4.1
胚移植を行う予定の前周期の黄体期に、婦人科用剥離子(子宮内膜細胞採取具)を子宮頸管より
不妊症(卵管性不妊、男 挿入し、子宮の形状に沿って子宮内膜腔にゆっくりと進め、デバイスを同じ方向に数回回転させるこ
性不妊、機能性不妊又 とによりスクラッチを行う。
は一般不妊治療が無効
翌周期に胚移植を行い、胚移植後10~14 日後頃に血中hCG を測定し妊娠判定を行う。妊娠 判
であるものであって、これ 定が陰性であれば、観察は終了とする。
まで反復して着床又は妊 妊娠判定が陽性となれば、引き続き経過を観察し超音波検査により胎嚢が確認できれば臨床妊娠
娠に至っていない患者に と判定し観察終了とする。胎嚢が確認できなければ化学流産として観察は終了とする。胚移植当た
係るものに限る。)
りの臨床妊娠率を算出し、日本産科婦人科学会より報告されている胚移植による妊娠率との比較を
行い有用性の検証を行う。
令4.4.1
21 子宮内膜擦過術
7
先進医療技術(21技術)
告示
番号
先進医療技術名
適応症
概要
先進医療
適用年月日
陽子線治療
頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含
む。)肺・縦隔腫瘍、消化
管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌
尿器腫瘍、乳腺・婦人科 放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。
腫瘍又は転移性腫瘍(い
ずれも根治的な治療法
が可能なものに限る。)
平13.7.1
3
重粒子線治療
肺・縦隔腫瘍、消化管腫
瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器
腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
又は転移性腫瘍(いずれ
も根治的な治療法が可
能なものに限る。)
平15.11.1
5
家族性アルツハイマー
病の遺伝子診断
家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の変異に対する診断を行う。正確な診断により、個々の患
家族性アルツハイマー病 者ごとに、遺伝的背景の差異に基づく病気の特徴を踏まえた予後の推定を可能にし、将来に向けた
療養方針やリハビリ計画を患者やその家族に示すことができる。
平16.12.1
本治療は、軟性内視鏡を使用し、全身麻酔管理下で施行される。本治療に用いる高周波ナイフは、
早期消化管癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に用いられるもので、「内視鏡的組織の切
断、切除、切開、焼灼、止血、凝固、蒸散、剥離等を行うため」の使用に薬事承認されている。
手順の概要は以下のとおりである。
1. 全身麻酔を施行する。
2. 軟性内視鏡を挿入する内視鏡は送水機能付きのものを使用し、送気には炭酸ガスを用いる。
3. 回収ネット等を使用し、憩室内残渣を全部摘出する。
4. 軟性内視鏡を用いてガイドワイヤーを胃内まで挿入し留置する。
5. 先端フードを装着し内視鏡を挿入。憩室隔壁を確認する。
6. 憩室隔壁に生理的食塩水を局注。
7. 高周波ナイフを用いて、憩室隔壁中央やや食道管腔よりの部分より粘膜切開を開始。
8. 粘膜下層に切開を進め、筋層を同定する。
9. 輪状咽頭筋を切開する。
10. 切開部をクリッピングで縫縮して終了。
令2.7.1
全身麻酔下に経口内視鏡で胃内から病変を切除する。Endoscopic full thickness resection (EFTR)
胃粘膜下腫瘍(長径が
による切除を行う。EFTRは内視鏡の鉗子口から挿入した電気メスで病変周囲の粘膜切開を行った
一・一センチメートル以上
18 内視鏡的胃局所切除術
後、腫瘍の筋層付着部を露呈させ、筋層を切開して胃壁の全層切除を行い病変を切除する。腫瘍
であり、かつ三センチメー
が筋層浅層までに位置している場合は胃壁を穿孔させずに腫瘍を切除する。穿孔した創はクリップ
トル以下のものに限る。)
や留置スネアを用いて閉鎖する。
令2.9.1
2
17
内視鏡的憩室隔壁切開
Zenker憩室
術
対象:胚移植を必要とする不妊症
19 子宮内膜刺激術
方法:
体外受精により作出された受精卵を体外で5~6 日間培養し、得られた胚盤胞は一旦凍結保存す
る。この際に体外培養に使用された培養液(当院ではSAGE 1-Step メディウムを約50~100㎕使用)
を、胚盤胞とは別の容器に封入した後に凍結保存しておく。この培養液(リンス液という)の中に、受
精卵が成長する過程に排出される伝達物質が含まれていると考えられる。
胚盤胞移植(凍結融解胚移植)は自然排卵周期またはホルモン補充周期で行う。
不妊症(卵管性不妊、男
自然排卵周期の場合は月経開始10 日目頃より数回の診察を経て排卵日が確定すれば、排卵後2
性不妊、機能性不妊又
~3 日目にリンス液を子宮内に注入する。さらに排卵後4~5 日目に凍結保存した胚盤胞を1 個融
は一般不妊治療が無効
解して移植を行う。
であるものに限る。)
ホルモン補充周期では月経開始2 日目から卵胞ホルモン製剤の投与を開始し、月経12~14 日目の
診察でホルモン値や子宮内膜厚の確認後問題なければ月経15 日目より黄体補充を開始する。黄
体補充開始後2~3 日目に、リンス液を子宮内に注入する。さらに黄体補充開始後4~5 日目に、凍
結保存しておいた胚盤胞を1 個融解して移植を行う。
排卵または黄体補充開始後15 日目頃に血中hCG を測定し妊娠判定を行う。妊娠判定が陰性であ
れば、観察は終了とする。
妊娠判定が陽性となれば、引き続き経過を観察し超音波検査により胎嚢が確認できれば臨床妊娠
と判定し観察終了とする。胎嚢が確認できなければ化学流産として観察は終了とする。
令4.4.1
1)対象:胚移植を必要とする不妊症
2)各症例への実施:
不妊症(卵管性不妊、男 体外受精や顕微授精後の卵子をタイムラプス装置搭載型培養器と従来型培養器を用いて培養し、
タイムラプス撮像法によ 性不妊、機能性不妊又 Pronucleus(PN)出現、細胞分裂様式、多核、割球間のサイズ、胚盤胞の細胞数、卵割に要する時間
20
る受精卵・胚培養
は一般不妊治療が無効 などを比較検討する。
であるものに限る。)
3)分析結果の評価:
タイムラプス搭載型培養器で得られた胚の形態的評価と従来型培養器での胚の形態学的観察に
よる評価をもとに選択した胚を移植し、生産率等を比較する。
令4.4.1
胚移植を行う予定の前周期の黄体期に、婦人科用剥離子(子宮内膜細胞採取具)を子宮頸管より
不妊症(卵管性不妊、男 挿入し、子宮の形状に沿って子宮内膜腔にゆっくりと進め、デバイスを同じ方向に数回回転させるこ
性不妊、機能性不妊又 とによりスクラッチを行う。
は一般不妊治療が無効
翌周期に胚移植を行い、胚移植後10~14 日後頃に血中hCG を測定し妊娠判定を行う。妊娠 判
であるものであって、これ 定が陰性であれば、観察は終了とする。
まで反復して着床又は妊 妊娠判定が陽性となれば、引き続き経過を観察し超音波検査により胎嚢が確認できれば臨床妊娠
娠に至っていない患者に と判定し観察終了とする。胎嚢が確認できなければ化学流産として観察は終了とする。胚移植当た
係るものに限る。)
りの臨床妊娠率を算出し、日本産科婦人科学会より報告されている胚移植による妊娠率との比較を
行い有用性の検証を行う。
令4.4.1
21 子宮内膜擦過術
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