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資料1 がん診療提供体制について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37348.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第15回 1/15)《厚生労働省》
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第4期がん対策推進基本計画(令和5年3月閣議決定)分野別施策の概要

2.がん医療
(1)がん医療提供体制等

(2)希少がん・難治性がん対策

【現状・課題】
⚫ 拠点病院等を中心に、放射線療法などの各治療法の提供体制の整備、チーム医療、支持療法、緩
和ケア、がんのリハビリテーション等の取組を推進し、がん医療の質の向上と均てん化を進めて
きた。また、がんゲノム医療中核拠点病院等を中心としたがんゲノム医療の提供体制を整備して
きた。
⚫ がん医療の高度化や人口減少等を踏まえ、拠点病院等の役割分担と連携が求められている。

【現状・課題】
⚫ 希少がん中央機関を設置し、診断支援
や専門施設の整備等を進めてきた。
⚫ 希少がん及び難治性がんの薬剤アクセ
スの改善が課題である。

【取り組むべき施策】
⚫ 均てん化に加え、拠点病院等の役割分担と連携による地域の実情に応じた集約化を推進
⚫ 感染症発生・まん延時や災害時等においても必要ながん医療が提供できる連携体制の整備
⚫ がんゲノム医療の一層の推進に向けた科学的根拠の収集と、より適切なタイミングでのがん遺伝
子パネル検査の実施に向けた検討
⚫ 科学的根拠に基づく支持療法、効果的・継続的ながんのリハビリテーションの推進
⚫ 緩和ケアが、診断時から全ての医療従事者により提供される体制整備や普及啓発の強化
⚫ がん・生殖医療に係る人材育成と研究促進事業を通じた妊孕性温存に関するエビデンス創出

(3)小児がん・AYA世代*のがん対策
*AYA(Adolescent and Young Adult)世代:主に15~39歳の世代を指す

【現状・課題】
⚫ 全国15か所の小児がん拠点病院と2か所の小児がん
中央機関を中心とした、診療の一部集約化と連携体制
の構築を進めてきた。
⚫ 小児がんの薬剤アクセスの改善が課題である。
【取り組むべき施策】
⚫ 地域の実情に応じた拠点病院等の役割分担と連携体制
の整備
⚫ 薬剤アクセス改善に向けた研究開発や治験の推進等
小児がん中央機関
・国立成育医療研究センター
・国立がん研究センター

小児がん拠点病院
小児がん連携病院

【取り組むべき施策】
⚫ 高度かつ専門的な医療へのアクセス向
上のための拠点病院等の役割分担と連
携体制の整備の推進
⚫ 薬剤アクセス改善に向けた研究開発や
治験の推進等
希少がん中央機関
(国立がん研究センター)
がん診療連携拠点病院等

(4)高齢者のがん対策
【現状・課題】
⚫ 高齢化に伴い、高齢のがん患者が
増加している。
⚫ 拠点病院等における意思決定支援
や、地域の医療機関や介護事業所
等との連携に取り組んでいる。

(5)新規医薬品、医療機器及び
医療技術の速やかな医療実装

【現状・課題】
⚫ がん研究による成果の速やかな医療実
装が必要である。
【取り組むべき施策】
⚫ 国内で未承認の医薬品の増加や医薬品
⚫ 地域の関係機関等との連携による、
の安定供給等が課題である。
個々の状況に応じた、適切ながん
医療の提供体制の整備
【取り組むべき施策】
⚫ 高齢のがん患者に対する医療の実
⚫ 拠点病院等における臨床研究等の推進
態把握
と適切な医療機関への紹介
⚫ 意思決定支援の取組推進
⚫ 治療薬等へのアクセス改善に向けた研
究開発や治験の推進、実用化に向けた
対応策の検討等
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