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【資料2】新型コロナウイルスの抗体保有割合実態調査結果について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36738.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第81回 12/22)《厚生労働省》
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第2回民間検査機関での検査用検体の残余血液を用いた
新型コロナウイルスの抗体保有割合実態調査(概要、結果(速報値))


感染症法に基づく積極的疫学調査として、令和5年11月25日~12月4日に診療所で採取された検査用検体の残余血液を用いて、小児・
高齢者を含む各年齢群における抗体保有状況を調査。調査の結果、国内22府県から合計2,561検体を収集(12月4日時点)。



全体としては、抗N抗体保有割合は56.3% (95%CI: 54.4 -58.3%)、抗S抗体保有割合は95.7% (94.9-96.5%)(速報値)。





ワクチンを接種した場合は、抗S抗体のみが陽性となる。
新型コロナウイルスに感染した場合は、抗N抗体と抗S抗体の両方が陽性になる。

年齢群別では、抗N抗体保有割合は5~19歳では75%以上と若年者で高い傾向にある一方、高齢者では低い傾向にあった。抗S抗体は、
5歳以上の年代で90%を超えており、0ー4歳の区分でも約7割が保有していた。
抗N抗体保有割合

抗S抗体保有割合

【調査概要】
• 対象者
調査期間中に診療所で血液検体を採取された者 2,561名(12月4日時点)
• 検体数
385検体/年齢群区分(0-4歳は97検体)の合計3,947検体を予定
• 年齢群区分
0-4歳、5-9歳、10-14歳、15-19歳、20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60-69歳、70-79歳、80歳以上(11区分)
• 測定項目
抗N抗体、抗S抗体
• 統計分析
年齢群毎の抗体保有割合と95%信頼区間(CI)の推定等。信頼区間はBinomial exact CIで構成。
• 測定機器
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 Elecsys® Anti-SARS-CoV-2、Elecsys® Anti-SARS-CoV-2 S
• 受託検査機関 株式会社 ファルコバイオシステムズ
• 実施主体
厚生労働省(分析機関:国立感染症研究所)
【留意事項】
• 結果の解釈に当たっては、以下の点に留意する必要がある。
✓ 本調査は関西・中部・中四国を中心とした22県の診療所からの検体に偏っており、我が国全体の抗体保有割合とは異なる可能性があること
✓ 今回の測定結果は、陽性判定された検体数を全検体数で割った値であり、単純集計にて求めたものであること

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