よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資  料 3-2 令和5年度第1回安全技術調査会の審議結果について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36762.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第3回 12/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

○議題4 令和4年度の血液製剤安全性確保の取組
日本赤十字社より、2022 年度に医療機関から報告された輸血感染症、遡及調査、輸血副
作用等について報告があった。個別 NAT 導入以降、輸血後の感染疑い例として医療機関から
報告された件数は年間 100 件以下で減少傾向が続いており、2022 年は 46 例の報告があっ
た。日本赤十字社から、血小板製剤における安全対策として細菌スクリーニングの導入を進
めていることが報告された。
2022 年に報告された輸血副作用は約 2600 件であり、非溶血性副作用が大半を占めてい
た。非溶血性副作用の約4分の1が重篤であり、重症アレルギーや呼吸困難が占めていた。
また、輸血時に肺水腫など重篤な症状を呈する呼吸器系での副作用である TRALI や TACO
について、2022 年は 137 例において TRALI、TACO の評価が行われた。その結果として、2021
年4月に導入された新しい評価・診断基準により、12 例が TRALI と評価され 81 例は TACO
症例と診断されたことが報告された。
委員からは、細菌スクリーニングの導入により有効期限が延長するにあたり血小板の止
血に関する機能的な評価や、TRALI/TACO 発生予防に向けて事例を解析し、チェックリスト
等の必要性についての指摘があった。
以上

2