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資料1   基幹型臨床研修病院の指定の基準(年間の入院患者数)の在り方について[1.6MB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36634.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第4回 12/1)《厚生労働省》
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基幹型臨床研修病院の指定の基準(年間の入院患者数)について

令和4年度第3回医師臨床研修部会
(令和5年3月27日)資料を元に作成

■現状
○研修の質を担保するため、基幹型病院の指定の基準として、臨床研修省令で「臨床研修を行うために必要な症例があること」を規定。平成
22年度からは、研修医が必要な症例をより確実に経験できるようにするため、臨床研修省令施行通知において「入院患者の数については、
年間3,000人以上であること」としている
※平成22年度の見直し以前からの指定病院については、平成23年度末までの間、いわゆる激変緩和措置として、3,000人未満であっても指定が継続されてい
た。平成24年度からは、従来の指定病院については、年間入院患者数3,000人未満であっても、実地調査の結果、適切な指導体制が確保され、かつ、研修医
が基本的な診療能力を修得することができると認められる場合には、指定が継続されることとなった

○平成27年度からは、年間2,700人以上の病院については、実地調査の結果、適切な指導体制が確保され、かつ、研修医が基本的な診療能力
を修得することができると認められる場合には、基幹型病院として新規に指定できることとしている
○年間入院患者数(令和4年度)が3,000人未満の基幹型病院の数は45
■課題、問題意識
○この基準については、地方公共団体から緩和の要望が寄せられており、「令和3年の地方からの提案等に関する対応方針」(令和3年12月
閣議決定)において「基幹型臨床研修病院の指定基準のうち、臨床研修を行うために必要な症例(医師法第十六条の二第一項に規定する臨
床研修に関する省令(平14厚生労働省令158)6条1項4号)の内容については、地域の実情を把握しつつ、医道審議会医師分科会医師臨
床研修部会での議論を踏まえて検討し、令和5年度中に結論を得る。その結果に基づいて必要な措置を講ずる」とされている
【参考】都道府県へのアンケート結果(医師臨床研修推進室調べ)
●「入院患者の数が年間3,000人以上であること」について
・「適切である」・・・20
・「適切でない」・・・12
●「適切でない」と回答した都道府県の意見の例
・基本は入院患者数3,000人とし、3,000人以下の医療機関でも一定の条件を満たすことで本基準を満たすこととしてはどうか
・年間の入院患者数3,000人に外来患者数を加味した指定基準を検討していただきたい
・入院患者数は協力型病院と合算すべき
・地方の人口減少も見据え、入院患者数は減らした方がよい。入院患者数3,000人を満たせない研修病院が増えていくおそれがある
・へき地に配慮する等、地域の実情に応じて要件を定めるべき
・基本的診療能力を身につける上で特にコアとなる診療科については基幹型病院に一定数の入院・外来患者の要件を求めるべきではないか

■検討の方向性、論点
○基幹型病院の指定の基準「臨床研修を行うために必要な症例があること」は、どのような指標、基準、方法等で確認することが適当か
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