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【資料2】感染症への対応力強化 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36519.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第232回 11/27)《厚生労働省》
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高齢者施設における感染拡大の要因と対策例
感染拡大の要因

第18回(令和4年9月16日) 新型コロナウ
イルス感染症対策分科会 資料4-1
(一部改変)

感染規模

具体的な状況等

ゾーニングが不十分

有料老人ホーム
(入所者及び職員)
37名


・ゾーニングを行っていたが、職員がレッドゾーンで使用した防護具を着用し
たままグリーンゾーンに入る等、ゾーニングの意義の共有、区分の明確化
が不十分だった。

換気が不十分

介護老人保健施設
30名


・換気がしにくい施設の構造となっていた。

陽性者対応時の感染防
護策が不十分

特別養護老人ホーム
(入所者及び職員)
36名


・手袋の交換を頻回に行っていなかった。
・同じPPEを着用したまま、陽性者・濃厚接触者のケアを行っていた。
・N95マスクの着用方法が不適切だった。

入所者のマスク着用困


介護老人保健施設
77名


・認知症のある入所者は、マスクの着用が難しいため、食堂での食事の際に
入所者間でマスクなしの会話が発生していた。

密な接触

特別養護老人ホーム
(入所者及び職員)
32名


・食事介助等のケアの提供時の会話を通じて感染が広がった可能性がある。

職員による感染持込み

グループホーム
(入所者及び職員)
9名


・感染が疑われる症状がありながら勤務した職員の担当ユニットに感染が拡
大した。
・同日勤務の職員3名が発症し陽性判明。他の職員や入所者も次々と陽性
判明。

実際に講じた対策例
・視覚的にわかりやすいゾーニング(床のテーピング、立ち入り禁止の張り紙等)の実施。
・サーキュレーター等を用いた換気の徹底。
・保健所による、N95マスクの着用方法をはじめとしたPPEの着用等に関する指導を実施。
・手指衛生を徹底するためのポスターの掲示や指導・教育の実施。
・職員に対する定期的な検査・出勤前検査を実施。
・職員が陽性になった場合に備えたマンパワーの確保(の準備)。



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