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資料1-2-2 慶應義塾大学 岸本教授 御提出資料 (13 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231120/medical02_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第2回 11/20)《内閣府》
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「情報通信機器を用いた精神療法に係る指針」について:私見
導入に慎重なグループはあるが、しっかり活用したいと考える医師も多い
合意の得られる指針策定は必要で、本指針には一定の理解と評価
しかし過度に抑制的ではないか?
p6「オンライン精神療法については、オンライン
診療の中でも安全性及び有効性により一層配
慮しつつ実施されるべきものである」

●精神科領域においてこそ、有効性を支持するエビデンスは多い

●世界的に初診においても活用されているが、初診で問題が生じる
といった明確なエビデンスはない
p8「十分な情報が得られず、信頼関係が前提と
されない初診精神療法について、医療提供者お
よび患者双方から不安の声がある現状におい
て、情報通信機器を用いることは難しいものと
考えられる」

●初診ニーズは極めて高い
・離島・僻地における専門医へのアクセス困難
・早期介入の必要性(長い「精神病未治療期間(DUP)」など)
・精神症状による通院困難(「引きこもり」状態に至っている症例)
・スティグマ(差別・偏見)による受診控え
●初診に類似した状況での活用事例は既に多い
・産業保健分野(海外支店の社員など)
・精神保健相談(診療につながるきっかけに)
・オンラインカウンセリングサービス