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○医薬品の新規薬価収載について 総-5-1 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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表 9 投与 150 日目の LDL-C のベースラインからの変化率(ITT)
プラセボ群
(19 例)

本剤群
(37 例)

ベースライン値(mg/dL)
平均値±標準偏差
356.7±122.37
294.0±136.29
150 日目の測定値(mg/dL)
平均値±標準偏差
351.7±186.32b
282.7±149.48c
a
150 日目の変化率(%)
最小二乗平均値[95%CI]
2.39[-19.98, 24.75]
0.70[-14.03, 15.44]
プラセボ群との変化率の差 a
最小二乗平均値[95%CI]

-1.68[-29.19, 25.83]
p値
p=0.9047
-:該当なし
a:LDL-C の欠測値は、以下の①~③に基づく多重代入法(multiple imputation washout model)により補完し
た。
① プラセボ群での二重盲検期間のすべての欠測値に対して MAR を仮定して補完
② 本剤群で二重盲検期間の 2 回すべての治験薬投与を受け、投与 180 日目のデータが得られている患者
の投与 150 日目の欠測には MAR を仮定して補完
③ 本剤群での残りの投与 150 日目の欠測には MNAR を仮定して、背景の類似したプラセボ群のデータ
に基づき補完
補完した 100 個のデータセットに対して、二重盲検期間の投与群を固定効果、ベースラインの LDL-C を
共変量として、投与群間の不等分散を仮定した ANCOVA を適用し、得られた結果を Rubin の方法により
併合した。
b:18 例、c:34 例

なお、LDL アフェレシス実施有無別(注 3)及び LDLR の遺伝子型別(注 4)の部分集団に
おける投与 150 日目の LDL-C のベースラインからの変化率(事後解析)は表 10 のとお
りであった。
(注3) ORION-5 試験では、すべての患者で主要評価項目の評価時点である投与 150 日目の評価が
完了するまで、LDL-C の測定時期はアフェレシス実施後と規定されていた。LDL アフェレ
シス実施後 2 週間以内は、LDL-C 測定値が LDL アフェレシスによる影響を受けるとされて
おり(動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症診療ガイド 2023 年版)
、アフェレシス実施有
の部分集団では、本剤群の 76.9%(10/13 例)及びプラセボ群の 57.1%(4/7 例)で、アフェ
レシス実施後 2 週間以内に LDL コレステロールのベースライン値が測定されていた。
(注4) LDLR の遺伝子型が null/null 型の患者では、肝細胞表面に LDLR が発現していない。

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