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参考資料4 現場の薬剤師との意見交換会の概要 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24389.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第2回 3/10)《厚生労働省》
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現場の薬剤師との意見交換会の概要
○ ワーキンググループにおいて薬局薬剤師の業務に関する検討にあたり、現場で働く薬剤師の実態、意見を聴取す
べく、意見交換会を実施。
(1)参加者:①北海道、富山県、東京都、大阪府、広島県及び長崎県の薬局(大手チェーン薬局、調剤併設型ドラッグストアに勤務する薬剤師を含
む)の計12名(概ね30~40歳))、②厚生労働省の担当者
(2)開催日:1月下旬、2月上旬

○ 当該意見交換会において寄せられた主な意見の概要は以下のとおり(主な意見の詳細は4ページ目以降。)。
※赤字下線部分は意見が多かった点など。
対人業務の充実
・患者の治療への思いや不安などを聞き取り、処方提案や病院への情報提供等を行うことでより充実した治療に貢献できる。
・病院では十分に薬や検査値について説明をされる時間がないようで、薬局で説明すると納得されるケースが多い。
・リスクの高い抗がん剤等の副作用モニタリングを実施することにより、有害事象の発生防止や受診勧奨を実施している。
・生活習慣病の患者に対しては、服薬指導のほか、食事、運動などの行動変容に向けた指導も重要。
・もっと話したくても時間がとれない(調剤業務のほか、薬歴や各種報告書の作成に手間と時間がかかる。)。

薬局薬剤師のDX
 ICT技術の期待と不安
(期待)各種情報が一元化されることで、予防や服薬管理に役立つデータが得られる。
患者の待ち時間の解消等、利便性向上につながる。

(不安)①オンラインでの服薬指導では、傾聴する姿勢が伝わらず、コミュニケーションの質が低下するおそれがある。患者から切られてしまうこともあるのではな
いか。
②患者側からのアクセスの点では留意が必要。オンライン専門薬局等、姿のみえない薬局が出現するのではないか。患者が希望した時に対応しても
らえることを担保するルールが必要。
③店舗での対応では歩き方などで患者の調子を把握することもある。特にOTCは全身状態の把握が重要。オンラインでは口腔内や皮膚の状態が
確認ができない。
④そもそもどの程度普及するのか。導入の手間や逆にルールが複雑化して作業が増える可能性も懸念。

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