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資料2-4 岡参考人提出資料(公益社団法人日本小児科学会 会長)[1.1MB] (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34548.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第2回 8/2)《厚生労働省》
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まとめ
• 小児科学会として、小児科プログラムについては引き続き義務付けを継続することを要望する。
• 効果的な小児科医育成のために、他の診療科と連携をしたカリキュラムや地域医療の経験や指
導体制の充実など、プログラムを改善することで、さらに小児科プログラムの意義を上げることができ
るという現場からの前向きな意見が多かった。
• 学生・初期研修医に小児科プログラムの内容や意図が十分に認知されていない現状もあり、プロ
グラムをわかりやすく提示するなど効果的な広報のさらなる努力が必要である。学生・初期研修医
が地域でどの様な小児科医になるのかビジョンを持てる様に、プログラムを提示し周知していくこと
が重要である。
• 小児科プログラムがアンマッチになることで施設としてのマッチング率が下がることが、次年度の定員
に関係するなど各施設の負荷にもなっている。マッチング率の計算の際には 充足が難しい小児科
プログラムを外してもらうなどの配慮をお願いしたい。
• 小児科研修4週間の必修研修は、総人口の12%にあたる年少人口の医療のために、将来小児
科以外の診療科でこどもの診療にかかわることになる医師に、基礎的な小児医療の研修を提供
するものである。これを小児科プログラムの必要性と関連付けて議論することは適切ではない。

• 今般、国として異次元の少子化対策に取り組む中で、小児科学会は従来より小児科医育成は、
重要な少子化対策であると提言してきた。引き続き小児科プログラムが地域での小児科医育成
につながる様に、マッチング率の十分でない地域も含めてプログラムを充実させていく積極的な姿
勢が重要である。
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