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薬-2○令和6年度薬価改定の主な課題と議論の進め方について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00064.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第202回 6/21)《厚生労働省》
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高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について(抄)

令和5年2月15日・3月8日
中央社会保険医療協議会 了解

新型コロナ治療薬「ゾコーバ錠」は、感染が拡大し、投与割合が上昇した場合には年間1,500億円の市場規模を超えると見
込まれる高額医薬品に該当する品目であることから、「令和4年度薬価制度改革の骨子」に基づき 、薬価算定に先立ち、中
医協において対応を個別に検討し、以下のとおり本剤に限った特例的な対応を行うこととした。令和5年3月15日 薬価収載。
薬価算定

• 通常、1つの比較薬を選定して算定するところ、本剤は「対象疾患(新型コロナ)の類似性」と「投与対象患者
(重症化リスクの有無)の類似性」のいずれを優先するかによって算定薬価が大きく変動するため、2つの比較
薬を選定して薬価算定。
【対象疾患の類似性】
新型コロナ治療薬『ラゲブリオカプセル』(一治療薬価94,312.00円)
【投与対象患者の類似性】抗インフルエンザ薬 『ゾフルーザ錠』(一治療薬価4,453.50円)
⇒ 二剤の一治療薬価の平均値に有用性加算5%(新規の作用機序)を適用し、
薬価は 一治療当たり 51,851.80円(一錠7,407.40円) ※ 本剤は一治療当たり7錠服用
再算定(薬価収載後の価格調整)

• 市場拡大再算定のうち、年間市場規模が1,000億円を超える場合のルールについては、本剤の市場規模を迅速に
把握するため、通常用いている薬価調査やNDBに代え、新型コロナウイルス感染症の患者発生状況、本剤の投与
割合、出荷量等の代替指標から年間販売額を推計して判断。
⇒ 市場が拡大してから4か月程度で価格引き下げ(通常の半分程度の期間で対応可能)
• さらに、上記の場合の引下げ率の上限については、年間販売額が予測販売額から10倍以上かつ3,000億円超に
急拡大した場合に限り、現行ルールの上限値である▲50%から引き上げ、▲2/3(66.7%)とする。

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