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2023年第9週(3月6日~3月12日; 3月13日現在)掲載日:2023年3月20日 (3 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第10週(3月6日-3月12日、3月13日現在)(3/20)《国立感染症研究所》
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中国地方の 71 人、他の地域は70 人を下回っている。全症例の 44%を関東地方と近畿地方が占めて
いた。関東地方は、第 6 週は 29%、第 7 週は 28%、第 8 週は 28%、第 9 週は 29%、第 10 週は
31%であった。近畿地方は、第 6 週は 17%、第 7 週は 17%、第 8 週は 16%、第 9 週は 15%、第
10 週は 14%であった。
新規症例報告数の前週比は、沖縄県で 1.18 と 1 を上回ったがその他の地域では 1 を下回った。最も
前週比が高かったのは沖縄県、次いで関東地方であった。人口 10 万対新規症例報告数の前週差とし
ては、第 10 週では、人口 10 万対 9.3 人の減少であった。増加したのは沖縄県で 7 人の増加であっ
た。その他の地域では減少し、最も減少したのは、四国地方で 15 人の減少であった。
第 10 週における地域別の新規に届け出された診断時中等症以上であった症例は、東海地方と沖縄県
で低レベルで微増した以外は、全ての地方で減少であった。診断時重症であった症例は、東海地方、四
国地方で低レベルで微増、北海道で横ばい、その他の地域で減少であった(沖縄県は 0 例)。ただし、直
近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要で
ある。中等症以上、重症の症例はレベルとしては、全ての地方で、第 7 波のピークレベルを大きく下回っ
ている。
まとめ:第 10 週は、新規症例報告数は減少し、全ての年齢群とほとんどの地域で減少した。検査数、新
規陽性者数、検査陽性率もすべて微減~減少した。遅れ報告を考慮した新規の中等症以上及び重症の
症例も減少し、新規の入院例においても減少した。今後も複数の指標を用いて、状況・疫学の変化を迅
速に捉え、リスク評価と適切な対応につなげることが重要である。

レベル*











地域
北海道
東北
関東
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄県


トレンド
減少
減少
減少
減少
減少
減少
減少
減少
減少
増加

レベル:人口 10 万対新規症例報告数が 15 未満は「低」、15~24 人は「中」、25 人以上は「高」と分類. トレンド:前週の新規
症例報告数との比較
~地域の定義~
東北: 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東: 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県
北陸: 新潟県、富山県、石川県、福井県
東海: 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
近畿: 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国: 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国: 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州: 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

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