よむ、つかう、まなぶ。
2023年第9週（3月6日～3月12日； 3月13日現在）掲載日：2023年3月20日 (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
| 出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第10週（3月6日－3月12日、3月13日現在）（3／20）《国立感染症研究所》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
であり、また、流行が減少した際に想定される傾向である（感染を疑い実施した検査数も減り、検査を行
った場合、結果が陽性である割合も減少）。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 10 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
103 人、重症例は 21 人であった。前週と比して、中等症以上例は減少傾向、重症例は減少傾向であっ
た。また、遅れ報告を考慮し、3 月 6 日現在の第 9 週の値と比較した場合も、第 10 週の中等症以上及
び重症の症例はともに減少した。なお、年齢群別では、中等症以上の症例および重症の症例ともに、
60 歳未満の報告数の少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年
齢群で減少した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベ
ルを大きく下回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加していたが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。年
齢群ごと（10-19 歳、40-49 歳）には、 第 10 週は微増が見られた。なお、直近の週は過小評価されて
いる場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7
波のピークレベルを下回っている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、一時的に第 52 週～2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後減少傾向である。
入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、第 3 週以降減少傾
向である。重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを下回っている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 1 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始数は、第２
週以降減少傾向である。ECMO の開始数は、第２週に大きく減少した後、低いレベルで微増微減を繰り
返しており、第 9、第 10 週は 0 例であった。ECMO 装着中の全国の COVID-19 患者数においては、
第 46 週以降微増微減を繰り返していたが、第 4 週以降は横ばいから微減傾向で、第 10 週は 9 例で
あった。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第 44 週頃か
ら微増傾向であったが第２週をピークに減少傾向となり第 10 週は 111 例と横ばいであった。ECMO/
人 工 呼 吸 器 装 着 数 の 最 新 の 状 況 と 詳 細 に 関 し て は 、 NPO 法 人 日 本 ECMOnet の
https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44 週以降増
加傾向であったが、第 2 週をピークに減少している。直近 5 週間では、第 6 週は 1,218 人、第 7 週は
991 人、第 8 週は 582 人、第 9 週は 503 人、第 10 週は 428 人であった。
2023 年第 10 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 51 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、5-9 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 71、76、6６（それぞれ報告された全症例の 5.2%、6.2%、11.5%）であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.84 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値：0.85、範囲：0.79〜
0.88 倍とすべての年齢群で新規症例報告数は減少した。また、直近の週は過小評価される傾向があ
るが、3 月 13 日現在の第 10 週の値と 3 月 6 日現在の第 9 週の値と比較すると、中央値：0.84、範
囲：0.79〜0.88 倍であった。直近 5 週間の前週比は、第 6 週は 0.68、第 7 週は 0.71、第 8 週は
0.66、第 9 週は 0.8０、第 10 週は 0.84 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 10 週は、-9.5 であった。5-9 歳で最も減少数が多く、
20 人の減少（96 から 76 人）を認め、次に 0-4 歳の年齢群で 17 人の減少を認めた。他の年齢群で
は、人口 10 万対 4 人から 14 人の減少を認めた。
地域別：第 10 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、四国地方で最も高く 78 人、次に
2
った場合、結果が陽性である割合も減少）。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 10 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
103 人、重症例は 21 人であった。前週と比して、中等症以上例は減少傾向、重症例は減少傾向であっ
た。また、遅れ報告を考慮し、3 月 6 日現在の第 9 週の値と比較した場合も、第 10 週の中等症以上及
び重症の症例はともに減少した。なお、年齢群別では、中等症以上の症例および重症の症例ともに、
60 歳未満の報告数の少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年
齢群で減少した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベ
ルを大きく下回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加していたが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。年
齢群ごと（10-19 歳、40-49 歳）には、 第 10 週は微増が見られた。なお、直近の週は過小評価されて
いる場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7
波のピークレベルを下回っている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、一時的に第 52 週～2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後減少傾向である。
入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、第 3 週以降減少傾
向である。重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを下回っている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 1 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始数は、第２
週以降減少傾向である。ECMO の開始数は、第２週に大きく減少した後、低いレベルで微増微減を繰り
返しており、第 9、第 10 週は 0 例であった。ECMO 装着中の全国の COVID-19 患者数においては、
第 46 週以降微増微減を繰り返していたが、第 4 週以降は横ばいから微減傾向で、第 10 週は 9 例で
あった。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第 44 週頃か
ら微増傾向であったが第２週をピークに減少傾向となり第 10 週は 111 例と横ばいであった。ECMO/
人 工 呼 吸 器 装 着 数 の 最 新 の 状 況 と 詳 細 に 関 し て は 、 NPO 法 人 日 本 ECMOnet の
https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44 週以降増
加傾向であったが、第 2 週をピークに減少している。直近 5 週間では、第 6 週は 1,218 人、第 7 週は
991 人、第 8 週は 582 人、第 9 週は 503 人、第 10 週は 428 人であった。
2023 年第 10 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 51 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、5-9 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 71、76、6６（それぞれ報告された全症例の 5.2%、6.2%、11.5%）であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.84 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値：0.85、範囲：0.79〜
0.88 倍とすべての年齢群で新規症例報告数は減少した。また、直近の週は過小評価される傾向があ
るが、3 月 13 日現在の第 10 週の値と 3 月 6 日現在の第 9 週の値と比較すると、中央値：0.84、範
囲：0.79〜0.88 倍であった。直近 5 週間の前週比は、第 6 週は 0.68、第 7 週は 0.71、第 8 週は
0.66、第 9 週は 0.8０、第 10 週は 0.84 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 10 週は、-9.5 であった。5-9 歳で最も減少数が多く、
20 人の減少（96 から 76 人）を認め、次に 0-4 歳の年齢群で 17 人の減少を認めた。他の年齢群で
は、人口 10 万対 4 人から 14 人の減少を認めた。
地域別：第 10 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、四国地方で最も高く 78 人、次に
2