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総-3-2○最適使用推進ガイドラインについて (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00177.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第540回 3/8)《厚生労働省》
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5.投与対象となる患者
【患者選択について】
投与の要否の判断にあたっては、以下に該当する成人の患者であることを確認する。
① アトピー性皮膚炎診療ガイドラインを参考に、アトピー性皮膚炎の確定診断がなされている。

② 抗炎症外用薬による治療 a)では十分な効果が得られず、一定以上の疾患活動性 b)を有する、又
はステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等に対する過敏症、顕著な局所性副作用若
しくは全身性副作用により、これらの抗炎症外用薬のみによる治療の継続が困難で、一定以上
の疾患活動性 b)を有するアトピー性皮膚炎患者である。
a) アトピー性皮膚炎診療ガイドラインで、重症度に応じて推奨されるステロイド外用薬(ス
トロングクラス以上)やカルシニューリン阻害外用薬等による適切な治療を直近の 6 カ
月以上行っている。
b) 以下のいずれにも該当する状態。
IGA スコア 3 以上
EASI スコア 16 以上、又は顔面の広範囲に強い炎症を伴う皮疹を有する
(目安として頭頸部の EASI スコアが 2.4 以上)
体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合が 10%以上
【投与の継続にあたって】
投与開始から 16 週後までに治療反応が得られない場合は、本剤の投与を中止すること。また、投
与中は定期的に効果を確認すること。
さらに、ステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等との併用によりある程度の期間(6 カ
月を目安とする。
)寛解の維持が得られた場合には、これら抗炎症外用薬や外用保湿薬が適切に使用
されていることを確認した上で、本剤投与の一時中止等を検討すること。
なお、症状が寛解し本剤投与を一時中止した患者のアトピー性皮膚炎の再燃に際し、患者の状態
を総合的に勘案して本剤投与を再開する場合は、
【患者選択について】の②を満たす必要はない。

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