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資料4臓器提供施設の取り組み (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31530.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会臓器移植委員会(第62回 3/6)《厚生労働省》
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日本救急医学会と臓器提供
脳死下臓器提供におけるアンケート調査
~脳死判定を⽬的とした転院搬送の考察をふまえて~
(日救急医会誌. 2022; 33: 421-35)

【調査対象】全国救命センター295 施設 (Web調査)
【質問項⽬】①施設背景(5類型のどの類型にあてはまるか、脳死下臓器提供経験の有無)
②終末期医療 ③施設としての臓器提供の意思決定と選択肢提示
④臓器提供も見据えた患者管理,脳死判定,臓器提供⼿術の問題点
⑤臓器提供を⽬的とした転院搬送
【結果】 219施設が回答(約74%)
• 患者の終末期の判断と延命処置中止に関する院内ガイドラインがない施設が約半数
• 臓器提供の可能性がある患者について医療スタッフ間で共有:約75%
→ 院内臓器提供コーディネーターとの情報共有は約10%
• 臓器提供の可能性がある患者の転出希望は約20%
→ 脳死判定医の不⾜,施設設備や⼿術室の問題,脳死とされうる状態の判断の医療コスト
• 現状の臓器提供体制に関する意見(自由回答)
→ 医療機関での連携と脳死判定医の派遣に関わる連携の強化の必要性、脳死判定医の育成
厚労省で実施される事後検証などに関わる労務負荷