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資料2-2 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31510.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第4回 3/2)《厚生労働省》
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<2013 年 5 月 1 日から 2020 年 3 月 31 日の期間における全てのメトホルミンの処方(新
規処方か否かを問わない)※を対象とした解析>



全てのメトホルミンの処方件数(新規処方か否かを問わない)に占める中等度
の腎機能障害患者(30 < eGFR < 60)に対する処方§件数の割合を月ごとに算出
した。



2016 年 5 月 12 日から 2020 年 3 月 31 日の期間における中等度の腎機能障害患
者(30 < eGFR < 60)に対する処方§(新規処方か否かを問わない)を対象とし
て、1 日最高投与量の目安量(45 < eGFR < 60 の場合:1,500 mg、30 < eGFR <
45 の場合:750 mg)を超えた処方件数の割合を中等度の腎機能障害の程度別に、
注意事項等情報改訂前後で算出した。
※:DPP-4 阻害薬と同日の処方は除外した。
§:中等度の腎機能障害患者に対する処方は、当該処方前 180 日間のうち最も処方日に近い検査日(処
方日を含む)の検査値を用いて特定した。

調 査 結 果 <処方状況について>
の概略
 2016 年 5 月 12 日から 2020 年 3 月 31 日にメトホルミンが新規処方された患者
(腎機能障害の程度を問わない)は 5,874 人(改訂前:4,702 人、改訂後:1,172
人)であり、そのうち中等度の腎機能障害患者は 1,145 人(改訂前:914 人、改
訂後:231 人)であった。月ごとのメトホルミンが新規処方された患者数(腎機
能障害の程度を問わない)は、いずれの月においても約 100 - 150 人程度で推移
しており、中等度の腎機能障害患者の割合は 10 - 30%程度であった(図 1)。



2013 年 5 月 1 日から 2020 年 3 月 31 日におけるメトホルミンの処方件数(新規
処方か否か及び腎機能障害の程度を問わない)に占める中等度の腎機能障害患
者に対する処方の割合は、いずれの月においても 20 - 30%程度であった。なお、
DPP-4 阻害薬と同日の処方を含めた集計においても、当該処方割合は 20 - 30%
程度と同様であった。

図 1.メトホルミン新規処方患者数(腎機能障害の程度を問わない)及びそれに占める中
等度の腎機能障害患者の割合

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