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03資料1 新型コロナワクチンの接種について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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【1】今後の接種について

(2)ワクチンの有効性等に係る新たな知見について

ノババックス(武田)社ワクチン追加接種の
オミクロン株BA.1及びBA.4/5に対する有効性(免疫原性)
ノババックス(武田)社ワクチン4回目接種から約6か月後の中和抗体価幾何平均値は、祖先株、オミクロン株BA.1、
BA.4又はBA.5に対して、それぞれ4367.0、674.9、1224.0であった。

Alves et al1(NEJM correspondence, 2023)

ノババックス(武田)社ワクチンの
新型コロナウイルス祖先株及び変異株に対する
免疫原性(上:抗rS IgG抗体価、下:中和抗体価)

研究内容: オーストラリア及び米国においてノババックス(武田)社ワクチン
を4回接種した18ー84歳の成人が対象。4回目接種から約6か月後※1に被験
者から血清を採取し、新型コロナウイルス祖先株及びオミクロン株(BA.1、
BA.4又はBA.5)に対する抗rS※2 IgG抗体価及び中和抗体価を測定すること
で、ノババックス(武田)社ワクチンの追加接種の有効性を解析した第Ⅱ相
ランダム化比較試験。
結果: 計34名の被験者の血清が解析された。4回目接種から約6か月後にお
ける各株に対する抗rS IgG抗体価、中和抗体価はそれぞれ以下の通り。
 抗rS IgG抗体価幾何平均値
‒ 祖先株:
145,163 [95%CI: 112,946ー186,571]
‒ BA.1:
113,599 [88,419ー145,949]
‒ BA.4又はBA.5: 84,188 [64,449ー109,972]
 中和抗体価幾何平均値
‒ 祖先株:
4367.0 [3182.0ー5993.0]
‒ BA.1:
674.9
[439.6ー1036.0]
‒ BA.4又はBA.5: 1224.0 [811.9ー1846.0]
※1 プロトコールでは接種から189日(±15日)後に採取とされている。
※2 rS=recombinant spike 組換えスパイク蛋白質
1. K Alves et al. Immunogenicity of a fourth homologous dose of NVX-CoV2373. N Engl J Med 2023.

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