よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


03資料1 新型コロナワクチンの接種について (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【1】今後の接種について

(2)ワクチンの有効性等に係る新たな知見について

ハイブリッド免疫の有効性(感染予防効果及び重症化予防効果)
ハイブリッド免疫(新型コロナウイルス感染及びワクチン接種の両方により得られた免疫)による、1・2回目接種
又は最終感染後12か月の入院又は重症化予防効果は97.4%、再感染予防効果は41.8%であった。
ハイブリッド免疫による、 3回目接種又は最終感染後6か月の入院又は重症化予防効果は95.3%、再感染予防効果は
46.5%であった。
Niklas Bobrovitz et al.1, Lancet Infect Dis 2023

新型コロナ感染及びハイブリッド免疫による予防効果

研究内容:新型コロナウイルス感染又はハイブリッド免疫による感
染予防効果及び重症化予防効果を評価したメタアナリシス。2020
年1月1日から2022年6月1日までに発表された文献が対象とさ
れた。対数オッズ変量効果メタ回帰により予防効果が推定された。
結果:新型コロナの感染による予防効果について11の研究、ハイブリッド免
疫による予防効果について15の研究が評価対象となった。予防効果は以下の
とおりであった。
【新型コロナの感染による予防効果】
⚫ 感染12か月後の
入院又は重症化予防効果:74.6%[95%CI:63.1ー83.5]
再感染予防効果: 24.7%[16.4ー35.5]
【ハイブリッド免疫による予防効果】
⚫ 1・2回目接種又は最終感染後12か月の
入院又は重症化予防効果:97.4% [91.4ー99.2]
再感染予防効果:41.8% [31.5ー52.8]
⚫ 3回目接種又は最終感染後6か月の
入院又は重症化予防効果:95.3% [81.9ー98.9]
再感染予防効果:46.5% [36.0ー57.3]
【新型コロナ感染と比較したハイブリッド免疫の予防効果】
⚫ 1・2回目接種による感染予防効果:46.1%[30.6ー62.4]
⚫ 1・2回目接種による入院又は重症化予防効果:57.7%[28.6ー82.2]
1.

Niklas Bobrovitz et al., Protective effectiveness of previous SARS-CoV-2 infection and hybrid immunity against the omicron variant and severe disease: a systematic review and meta-regression Lancet
Infect Dis

16