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資料3-3 西浦先生提出資料 (221 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第72回 2/16)《厚生労働省》
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り優位な要因となるだろう。
8.呼吸器系病原体同士の相互作用や季節性の決定メカニズムは詳細にわかっていない。イ
ンフルエンザ流行が再開するときには、その大きな流行は SARS-CoV-2 の流行パターンに
影響を及ぼすかも知れない。
9.上記 3 つの要因の相互作用が意味するのは、今後数年間は極めて不確実な状況が続き、
流行の安定化が起こるまでには不規則な未来の集団発生や流行の波がみられるだろう。
(例
えば RS ウイルスで見られるような)定常的で予測可能なパターンは何年も先のことであ
る。流行の潜在性の程度に関して言えば、保健医療セクターに対する過度な負担を防ぐため
に積極的な管理・政策を必要とすることは、少なくとも現実的な可能性である(と、50%未
満相当の確度で言える)
、あるいは、起こり得るだろう(と、50 ー 75%の確度で言える)。そ
のような流行に備え、早期探知を実現するには、社会生活の中での検査や ONS COVID-19
Infection Survey(社会調査を通じた COVID-19 感染の年齢群別・予防接種歴別のリアルタ
イム実態調査)などに代表されるモニタリングとサーベイランスを維持し、未来の政策判断
に資するよう体制を整える必要がある。

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