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資料3 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30366.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第69回 1/23)《厚生労働省》
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の特徴に合わせて当面実施すべき対応策に関する見解を示す。加えて、現行の感染
症法上の位置付けを変更するとした場合に考えられる影響を考察する。本見解が、
国や社会が COVID-19 の感染症法上の位置付けの議論をするうえで参考になれば
幸甚である。

II. 【本疾患の特徴について】
1. 重症化率について
オミクロン株が流行の主体となったこと、多くの人がワクチンあるいは自然感染
による免疫を獲得したこと等により、発生当初に比べて重症化率は低下している。

2. 伝播性について
オミクロン株の出現以降、ワクチン接種や自然感染による免疫の獲得もあり重症
化率は低下しているが、SARS-CoV-2 の伝播力は季節性インフルエンザウイルスよ
りもはるかに高く、その亜系統の出現により、現在も伝播性が上昇し続けている。

3. 死亡者数および超過死亡について
社会活動が再開され、接触の機会が増えたこともあり、感染者が増加し、それに
応じて死亡者数も増加してきている。
厳密な比較は困難であるが、我が国の死亡統計によれば、COVID−19 パンデミ
ック以前のインフルエンザによる死亡者数は年間 3,000 人程度であるが、発生届に
基づく COVID-19 の死亡者数は 2022 年ですでに 36,000 人以上に達する。
また、2021 年以降、日本でも季節性インフルエンザが流行した年よりも多くの
超過死亡が確認されている。特に 2022 年には多くの超過死亡が見られている。な
お、諸外国でもオミクロン株に移行してからも超過死亡は報告されている。

4. 一般医療への影響
COVID-19 感染者数の増大は、非 COVID-19 疾患に対する迅速な救急搬送も含
め、一般医療にも影響が出ている。

5. 予測可能性について
インフルエンザの流行は季節性があり、予測範囲内の規模におさまることが期待
される。しかし、COVID-19 は季節を問わず流行が起きており、流行の時期や規模
を予測することは困難である。今後は、病原性、伝播性、免疫逃避性の増加のある

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