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資料2:【行政説明】労働衛生行政の動向(厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課産業保健支援室) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30129.html
出典情報 地域・職域連携推進関係者会議(令和4年度 1/19)《厚生労働省》
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産業保健に関する現状と課題
1 職場における健康課題の多様化と深刻化


労働安全衛生法が制定された当時には想定されていなかった健康課題が生じている。








メンタルヘルス対策及びメンタルヘルス不調者への対応(職場復帰、就業管理等)の増大
高年齢労働者の増加に対する疾病管理や重症化予防(増加を続ける健診の有所見率)
がん等の病気の治療と仕事を両立する労働者への疾病管理や就業管理
女性就業者の増加に伴う女性の健康問題への対応
化学物質の自律的な管理への移行に伴う健康管理対策
COVIDー19対応等の感染症対策(突発的な業務への対応による過重労働等対策を含む)
テレワークの増加に伴う健康管理上の問題等への対応

○ これらの新たな課題を含む職場の健康課題は、年々深刻化している。

▶ ストレスチェック制度が制度化されたものの、小規模事業場の実施割合は極めて低く、職場改
善まで実施している事業場は全体の3割程度にとどまり、精神障害で労災認定される数は増加の
一途をたどるなど、メンタルヘルス不調者の減少という結果に結びついていない。
▶ 高血圧症・糖尿病・脂質異常症・眼科疾患等の有病率が高まるハイリスク年齢層である60歳以
上の高年齢雇用者数が増加しており、一般健康診断における有所見率は増加を続けている。
▶ 身体機能が低下する高年齢層の転倒が大幅に増加し、腰痛も社会福祉施設を中心に幅広い年齢
層で増加を続けている。
▶ 何らかの疾病で通院している労働者は増加を続けており、反復・継続して治療が必要な疾病を
抱える労働者の約2割が必要な配慮をうけられなかったとしている。
▶ 女性の就業率が全ての年代で大幅に増加しており、半数以上の女性が、女性の健康問題(更年
期障害、月経関連の症状・疾病)により勤務先で困った経験を有している。また、4割が勤務先
で働く女性に対するサポートがないとしている。

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