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PDF:2022年第50週(12月12日~12月18日; 12月19日現在)掲載日:2022年12月26日 (3 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第50週(12月12日-12月18日、12月19日現在)(12/26)《国立感染症研究所》
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地域別:第 50 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、中国地方で最も高く 1,017 人、次
に東北地方で 972 人である。沖縄県では人口 10 万対 318人と最低レベルだが、その他の地域では
700 人を上回っている。 全症例の 49%を関東と近畿が占めている。関東は、第 46、47週は 36 %、
第 48 週は 37 %、第 49 週は 36%、第 50 週は 35%であった。 近畿は、第 46 週は 11%、第 47
週は 12 %、第 48 週は 12 %、第 49 週は 13%、第 50 週は 14%であった。 新規症例報告数の前
週比は、北海道を除いて、すべての地域で 1 を上回った。最も前週比が高かったのは九州地方、ついで
四国地方であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第 50 週では、人口 10 万対 151.2 人の増加であっ
た。最も増加が多かったのは九州地方で、321 人の増加、次いで四国地方で 243人の増加であった。
一方、北海道地方では、人口 10 万対 34 人減少した。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上であった症例は、第 50 週は中国、九州地方で増加、その
他の地方では減少であった。診断時重症であった症例も同様に、中国、九州地方で増加したが、その他
の地方で減少であった。ただし、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、
遅れ報告を考慮するのが重要である。中等症以上、重症の症例はレベルとしては、第 7 波のピークレベ
ルを下回っているが、引き続き動向を注視する必要がある。
まとめ:第 50 週は、新規症例報告数は増加し、全ての年齢群とほとんどの地域で増加した。検査数、新
規陽性者数、検査陽性率も増加した。遅れ報告を考慮した新規の中等症以上および重症の症例も微増
し、新規の入院例においても微増した。今後も複数の指標を用いて、状況・疫学の変化を迅速に捉え、リ
スク評価と適切な対応に繋げる事が重要である。

レベル*











地域
北海道
東北
関東
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄県


トレンド
微減
微増
増加
増加
増加
増加
増加
増加
増加
増加

レベル:人口 10 万対新規症例報告数が 15 未満は「低」、15~24 人は「中」、25 人以上は「高」と分類. トレンド:前週の新規
症例報告数との比較
~地域の定義~
東北: 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東: 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県
北陸: 新潟県、富山県、石川県、福井県
東海: 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
近畿: 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国: 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国: 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州: 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

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