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04【資料2】鈴木委員提出資料 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
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2.届出時点で肺炎以上の重篤な症状を呈する症例の割合の変化に関する検討
方法
 2022年2月6日までにHER-SYSに入力された症例を対象とした
 発生届出時点の肺炎以上の重篤な症状を示した症例の割合(届出時肺炎割合)
-2020年第47週(2020年11月16日〜22日)から2022年第5週(2021年1月31日~2月6日)の期間で、発生届に肺炎、重篤な
肺炎、多臓器不全、ARDS、あるいは死亡が記録されている症例の割合を年代別、ワクチン接種別、週別に図示した(ワクチン
接種歴不明は未接種群としてカウント)。
 デルタ株流行期と比較したオミクロン株流行期の発生届時肺炎以上の症例割合の比(届出時肺炎割合比)
-デルタ株流行期:2021年第31週〜47週、オミクロン株流行期:2022年第1週〜5週と定義し、各時期に届出がされた症例の届
出時肺炎割合を算出した。デルタ株流行期を1とみなした場合のオミクロン株流行期における届出時肺炎割合の比を算出した。
結果のまとめ
 小児に限定してもオミクロン株流行期では届出時点で肺炎以上の症状を呈する症例の割合が全年代においてそれ以前と比べ
て低下傾向にある。
 ワクチン2回以上接種者または未接種者に限定してもオミクロン株流行期では届出時点で肺炎以上の症状を呈する症例の割
合が全年代においてそれ以前と比べて低下傾向にある。
注釈・制限
 当解析は届出時点での重症度のみを検討しており、その後に重症化したかどうかは考慮されていない。
 期間ごとの流行状況の違いにより、データ入力状況が異なる可能性がある。
 届出時点での重症度は、検査体制や受診までの期間が影響するが考慮されていない。
 以上より、当解析は各変異株自体の重症化リスクとその違いを直接的に評価したものではないことに注意が必要である。
 ワクチン接種歴不明症例は全て「ワクチン2回以上接種なし」として集計しているために、ワクチン接種歴あり症例数を過小
評価している可能性がある。
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