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資料4 第4期がん対策推進基本計画(案)について事前にいただいたご意見 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29457.html
出典情報 がん対策推進協議会(第86回 11/30)《厚生労働省》
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資料4
委員氏名
土岐

祐一郎

第4期がん対策推進基本計画(案)について
事前にいただいたご意見
事前意見
P21:緩和ケアは医療という側面と共生という側面と両方がある。今回、医療に移動したことに対して十分な議論が必要である。
小児・AYAと高齢者が医療と共生の両方に位置づけられたのに対し、どのような違いがあるのか不明確だと感じる。
P22:国による緩和ケアの実地調査や実態調査などの記載が混在しており、やや理解しづらい。
P25:妊孕性は国策として推進を始めたところであるが、基本的には小児・AYAに含めるべきでないか?また、妊孕性温存は医療
行為であるがその本質は社会生活の維持の一部であり共生に含めるべきではないか?
P31:高齢者への医療介入に関してガイドラインに任せるだけで具体性にかける。高齢者への医療介入は、第一に、高齢者の機能
評価をして標準的治療に適さない集団を見極める、第二にその集団に対して標準治療に代わる治療を提案する、第三にその集団に
フレイル対策を行い、状態を改善させて標準治療等の適切な治療を提供する、であるが、第三の視点が欠けている。支持療法やリ
ハビリの多くは高齢者の治療の忍容性の向上を目的にするものであるので、その点を強調すべきである。
ロジックモデルについて
医療(均てん化、集約化)
・直接的な集約化の指標を中間アウトカムに入れることはできないか?(例)大腸癌手術を年間100件以上行っている施設の割合、
・1-5:がんゲノム医療のアウトプット指標が中核拠点ではなく、連携まで含めた病院数とした方が良い。患者がアクセスできる
病院数が増えないと意味がない。
医療(各治療法)
・1-1:内視鏡手術は今や殆どの病院で行われている。ロボット支援手術を実施している病院数の方が適切である。
・2-1:癌の手術で30日以内は殆ど存在しない、安全な医療が提供できていることを示すには90日以内死亡率の方がよい。もし
くは術後在院日数は安全性の指標になるが、国民には長いのか短いのかイメージしにくいという弱点もある
・2-2:術前化学療法が増えているので「診断から手術までの日数」は不適切である。ステージ0、1に絞れば「診断から手術ま
での日数」はタイムリーな医療の提供と言えるかもしれない。それが医療の質を反映するとは思えない。
・手術に関して:医療の質に関係するとしたら、「施設の手術成績(5年生存率)もしくは手術数をHPに公表している割合」、
「外保連試案技術難易度DEの手術の実施割合」などが手術の質に関係するのではないか?

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