質の高い医療、介護ニーズに対応する地域包括ケアの推進
連合は、全国いずれの地域に住んでいても、誰もが将来にわたり安心して暮らしていくこ
とのできる医療・介護の提供体制の実現を求めてきた。医療機能の分化と医療・介護の連
携を推進するとともに、これから増大するニーズに対応できる人材確保を強力に進めるべ
き。
〇コロナ禍の教訓を活かし、民間医療機関を含めた医療提供体制の効率化、医療資源の偏
在解消、病院従事者の働き方改革が重要。受診時定額負担の導入、薬剤自己負担の引き上
げは医療アクセスの格差拡大を招きかねないため反対。
〇地域医療構想を着実に実現するためには、患者の受診行動の変容を促すことを含め、民
間医療機関も含めた地域一体の取り組みが欠かせない。適切な進捗管理と病床の機能分化
を積極的に進めるべき。
〇医療機関の機能分化と連携、医療・介護の連携の推進、 在宅ケアを行うサービスの充実
等により、急性期医療から在宅医療、在宅介護への切れ目のない支援体制を構築し、在宅
生活を支える体制を整備する。地域包括支援センターの機能を拡充して地域包括ケアのさ
らなる推進をはかる。
◯医療・介護・障がい福祉、保育など、社会保障サービスを担う人材の確実な処遇改善に
つながる仕組みを確立して人材確保を進め、質の高い提供体制の構築につなげる。
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