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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第41週(10月10日-10月16日、10月17日現在) (2 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/PDF/COVID-19_2022w41v2.pdf
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第41週(10月10日-10月16日、10月17日現在)(10/24)《国立感染症研究所》
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断時重症であった症例ともに、第 32~41週は減少した。遅れ報告を考慮し、10月11日現在の第40
週の値と比較しても、中等症以上および重症の症例はともに微減であった。直近の週では、レベルとし
ては、中等症以上は300 例弱、重症の症例は70 例弱であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症
例においては、0~4歳、5~9歳、10~19 歳は横ばいで、その他の年齢群で微減した。重症の症例に
おいては、20~39歳、40~59歳、60~79歳、80歳以上の年齢群で微減した。また、中等症以上・
重症の症例ともに、全ての年齢群で第6波のピークレベルを下回っている。
入院中の入院者数においては、第 35~38週は減少し、第 39~41週は微減傾向であった。入院中の
重症者数においては、第 35~39週は減少し、第 40、41週は微減傾向であった。新規症例の発生から
長いタイムラグが想定される死亡者数においては、第 26週から増加傾向であったが、第 36~41週は
減 少 し た 。 NPO 法 人 日 本 ECMOnet が 集 計 す る Extracorporeal Membrane
Oxygenation(ECMO)・人工呼吸器装着の開始数においては、いずれも低いレベルで推移しており、
直近の週は、共に横ばいであった(ECMO は 0 例)。
直近の週の年齢群別新規症例報告数のレベル(各年代の人口 10 万対新規症例報告数)は、人口 10 万
対 123~359人であった。人口当たり新規症例報告数としては、第40週と同様に、60 代が最も低く、
5~9 歳が最多であった。直近の週では、第39、40週と同様に、人口 10 万対新規症例報告数の上位
3 位は、5~9 歳、10代、0~4 歳、であった。なお、新規症例報告数が最も多い年代は、40 代であっ
た。
直近5週間の前週比は、第 37週は0.76、第 38週は0.66、第 39週は0.87、第40週は0.80、第
41週は0.81であった。年代ごとの前週比は、第 41 週は中央値:0.81、範囲:0.76〜0.86 倍であっ
た。一方、直近の週は過小評価される傾向があり、10月 18 日現在の第 41 週の値と 10 月 11 日現在
の第 40 週の値と比較すると、中央値:1.00、範囲:1.00〜1.02 倍であった(全ての年齢群でほぼ横
ばい)。
小児の傾向としては、0~4 歳、5~9 歳(0~9歳は、報告された全症例の12%)の人口 10 万対新規
症例報告数はそれぞれ242、359であった。10 代(報告された全症例の14%)の人口 10 万対新規症
例報告数は303であった。直近の週の遅れを考慮した前週比は、0~4 歳、5~9 歳,10 代、いずれも
1.00であった。
遅れ報告を考慮した、人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第39 週は、人口 10 万対新規
症例報告数が、60 代以上の年齢群で30 人以上の増加(37から81人)を認め、50 代以下の年齢群で
20 人以上の減少を認めた。第40週は、人口 10 万対新規症例報告数が、全ての年齢群で30 人以上
の減少(‐32から-70 人)を認めた。一方、第41週は、人口 10 万対新規症例報告数が、全ての年齢群
で微増した(0.3から3.4人)。
地域別:遅れ報告を考慮した、HER-SYS・自治体公表の前週比においては、第34~38 週は全ての地
域で1を下回った。第 39 週は北海道、北陸、沖縄県で 1 以上であったが、第40週は、再び全ての地域
で1を下回った。一方、第41週は、全ての地域で約1とほぼ横ばいであった。
第41週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、HER-SYS では、全ての地域で310人を下
回っているが、第 6 波のピークレベルあたりの地域が残っている。全症例の49%を関東と近畿が占め
ている。関東は、第39週は37%、第40、41週は34%であった。近畿は、第 39週は 15~18%、第4
0、41週は15%であった。
遅れ報告を考慮した、人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第39週では、北海道、北陸、沖
縄県以外の地域で人口 10 万対5人強の減少であった。第40週では、全ての地域で人口 10 万対10人
強の減少で、関東、北陸、東海、近畿では40人強の減少であった。一方、第41週では、全ての地域で人
口 10 万対0.4~2.2人と微増であった。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上および重症であった症例においては、第39週には、中等
症以上の症例では、東北と沖縄県以外の地域で微減~減少し、重症の症例では、沖縄県以外の地域で
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