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資料2-23             ワクチン接種後のGBS報告一覧 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬
事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会

ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)が疑われる ※症例(重篤)
※抽出基準:症状名がギラン・バレー症候群として報告された症例。

資料2-23

2022(令和4)年10月7日
令和4年4月1日~令和4年6月30日入手分まで

期間

ステータ


No.









1

ワクチン名

年齢・性別

沈降13価肺炎球菌結合型
ワクチン(無毒性変異ジフ 65歳・男性
テリア毒素結合体)

基礎疾患等

痛風
脂質異常症
高血圧
虫垂炎
盲腸手術
アルコール摂取
タバコ使用者
下痢

経過

接種後日数

65歳、男性。
2014年12月3日頃
下痢症状。
2014年12月10日(接種当日)
インフルエンザワクチン接種。
2014年12月15日頃(接種5日後)
肺炎球菌ワクチン接種。
2014年12月17日(接種7日後)
四肢筋力低下出現。
2014年12月19日(接種9日後)
近医受診、立位困難。
2014年12月20日(接種10日後)
四肢麻痺(MMT2)が出現し、Guillain-Barre症候群の診断でA病院入院。
以降、ステロイドパルス(1000mg/日、10回)、免疫吸着療法(5回)、免疫グロブリン大量療法(30g/日、5回)実施。
2014年12月24日(接種14日後)
電気生理学的検査:ギラン・バレー症候群と一致する(遠位潜時の延長、M波振幅の低下、F波出現頻度の低下)。
2014年12月不明日(接種不明日後)
髄液検査:蛋白細胞解離あり。
自己抗体の検査:抗GM1抗体陽性。
2015年1月27日(接種48日後)
リハビリのため報告施設入院、ADLは全介助。
2015年6月27日(接種199日後)
自宅退院。
約5ヶ月の治療で屋内独歩が可能となり、合計FIM得点は入院時55点から退院時93点へ改善。
上肢MMT2~3、下肢3~4の筋力低下が残存した。
以降、B病院にて内服加療とリハビリを継続。
不明日(接種不明日後)
事象「Guillain-Barre症候群」の転帰:回復したが後遺症あり

症状名

転帰

ブライトン分類レ
ベル

因果関係

ギラン・バレー症候群

後遺症あり

1

γ

ギラン・バレー症候群
運動不能
麻痺
四肢麻痺

回復
回復
回復
回復

4

γ

ギラン・バレー症候群
錯感覚

不明
不明

4

γ

別紙1参照

















2

3

シングリックス(ZS003)

ニューモバックスNP

74歳・女性

84歳・女性

高血圧
本態性振戦
脊椎圧迫骨折

低カリウム血症

薬剤師より、84歳女性患者の情報を入手。
患者には低カリウム血症の原疾患/合併症があった。
予防のため、肺炎球菌ワクチン注射剤(ニューモバックスNP)を非経口(注射)にて初回接種した(接種日、接種量およびロット番号は報告されて
いない)。
その他の併用薬は報告されていない。
日付不明、肺炎球菌ワクチンを初回接種した(前述)。
日付不明(1、2週間後)、知覚異常と「ギランバレー症候群疑い」が発現。
日付不明、患者は治療のため入院。
報告時点で、知覚異常、「ギランバレー症候群疑い」の転帰は不明。

1

専門家の意見