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資料1 医療圏、基準病床数、指標(総論)について(その2) (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28398.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第15回 10/7)《厚生労働省》
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PDCAサイクルの実施状況
○ 第6次医療計画においてPDCAサイクルを機能させた結果を、第7次医療計画策定時に計画の内容に反映させた都道
府県は25県(53%)あった。具体的には、目標設定に用いる指標の選択や、施策への反映が行われていた。
<具体的な取組内容の例>
A県
第6次医療計画におけるPDCAサイクルの結果を
第7次医療計画に反映させた都道府県の数

22, 47%

例あり

・心筋梗塞等の心血管疾患対策に関して、急性心筋梗塞の年齢調整死亡率が
全国の中で高かったことから、維持期心臓リハビリテーションによる再発防
止等を目指し、医療機関、かかりつけ医、スポーツクラブ等の連携体制の構
築を進め、提供範囲を一部の医療圏から全県下に拡大することとした。
・糖尿病対策に関して、糖尿病治療を継続できていない者が3割強存在して
いたことから、かかりつけ医と専門医による連携体制、健康診断・保健指
導・受診勧奨等を行う市町村とかかりつけ医との連携体制整備のため、圏域
単位または保健所単位での糖尿病対策に関する地域関係者が協議する場を設
置することとした。
・在宅医療対策に関して、訪問診療や訪問指導等を実施する機関が少ない地
域がある状況であったことから、訪問看護の機能強化及び実施する事業所の
増加を図るため、人材育成や事業に関する相談窓口を設置することとした。

25, 53%

B県

・脳卒中に関して、第6次医療計画の総合評価時に「脳血管疾患の退院患者
の平均在院日数」について、全国平均との差は縮まったものの、依然として
在院日数が長期のままだったため、第7次医療計画においては「在宅等生活
の場に復帰した脳血管疾患患者の割合」の指標を評価指標に追加した。
・周産期医療に関して、実際に災害が発生した際に小児・周産期医療提供体
制の確保が課題となったため、第7次医療計画においては、「災害時小児周
産期リエゾンの養成数」の指標を評価指標に追加した。

C県

・がんの年齢調整死亡率(75歳未満)は年々減少傾向にあるものの、第6次
計画期間中においては全国平均より高く推移しており、特に働きざかり世代
の死亡率が全国より高かった。そのため、第7次医療計画においてはその対
策として職域のがん検診を実施している保険者と連携し、死亡率の高い胃が
ん検診、肝炎ウイルス検査の受診率向上に取り組むことを追加した。

その他

※ 都道府県への調査による。

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