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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第37週(9月12日-9月18日、9月20日現在) (21 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第37週(9月12日-9月18日、9月20日現在)(9/26)《国立感染症研究所》
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出典:HER-SYS(9 月 20 日現在)


HER-SYS における中等症以上の定義は発生届で診断時に、「肺炎像」「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチ
ェックされているかどうか、または死亡例である(「肺炎像」ありのみも含むため、臨床的に軽症である症例も含まれる可能性
がある)。重症の定義は発生届で診断時に、「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチェックされているかどうか、
または死亡例である。
注)地域ブロックの流行曲線ごとに縦軸のスケールが異なることに注意が必要である。
注)直近の週は過小評価されている場合がある。
注)2022 年 8 月 4 日以降、重症化リスクの低い患者(65 歳以上等の患者以外)の発生届では診断日の入力が省略可能とな
ったため、診断日が入力されていない場合は報告日を用いている。

中等症例と重症例の指標は、発症からの遅れの時間差はあるが、軽症例・無症候例と比較して、受診行
動、検査対象の変化によるバイアスをより受けにくい。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上および重症であった症例においては、第33週には、中等
症以上の症例は、東北、中国、四国、九州の地域で微増~増加し、重症の症例は、東北、東海、中国、四国、
九州、沖縄県の地域で微増~増加した。第34週には、中等症以上の症例は、北海道、北陸、四国、九州
以外の地域で微減~減少し、重症の症例は、北海道、東北、北陸、四国以外の地域で微減~減少した。第
35週には、中等症以上・重症の症例は、全ての地域で減少した。第36週には、中等症以上の症例では、
北海道以外の地域で減少し、重症の症例では、北海道、北陸、四国以外の地域で減少した。第37週には、
中等症以上の症例では、全ての地域で減少し、重症の症例では、中国以外の地域で減少した。レベルと
しては、中等症以上・重症の症例において、全ての地域で第6波のピークレベルを下回っている。一方、
直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要
であり、引き続き動向を注視する必要がある。

地域別の評価は以下の通りである。
◆ 北海道:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(20例弱)、重症例(6例)
で、ともに第6波のピークを下回っている。
◆ 東北:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(30 例弱)、重症例(11例)
で、ともに第6波のピークを下回った。
◆ 関東:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(300例弱)、重症例(108
例)で、ともに第6波のピークを下回っている。
◆ 北陸:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(30 例弱)、重症例(13例)
で、ともに第6波のピークを下回った。
◆ 東海:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(80 例弱)、重症例(28例)
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