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令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (20 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(4/7)《警察庁》
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令和3年においては、国内を送信元とするアクセス件数は1日当たり
33.3件で、前年の61.9件から減少する中、海外を送信元とするアクセス
件数は7,301.6件で、前年の6,444.6件から大きく増加しており、海外か
らの脅威への対処がこれまでに引き続き重要となっている。
【図表17:検知したアクセスの送信元で比較した1日・1IPアドレス当たり件数の推移】



*13

国内を送信元とするIoT機器等のぜい弱性を狙ったアクセスの増加
令和3年のMiraiボットの特徴を有するアクセス件数は1日・1IP
アドレス当たり257.3件で、前年(461.7件)よりも減少していることが
確認されている。一方で、国内を送信元とするMiraiボットの特徴を有す
るアクセスに注目すると、令和2年には1日・1IPアドレス当たり2.8
件だったアクセス件数が令和3年には3.6件に増加している。国内を送信
元とするアクセス件数の総数が前年と比較して減少している中、Miraiボ
ットの特徴を有するアクセスはむしろ増加していることから、ぜい弱性
を持つIoT機器等が国内に一定数存在し、Miraiボットに感染した後に
他のIоT機器等に二次感染活動を行っている状況が継続していること
がうかがえる。
また、令和3年中の国内を送信元とするMiraiボットの特徴を有するア
クセスの宛先ポート*13 別の特徴は以下のとおりである。既知のぜい弱性
を狙った探索行為が急増することがあり、国内のIoT機器等に対する
脅威は依然として継続している。

TCP/IP通信(インターネット等で用いられているネットワーク上でデータを交換

する際の取り決め)において、利用するサービスを識別するための番号であり、0から
65535までが割り当てられている。

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